中小企業保証機構破たん、広がる連鎖
ちょっと情報としては古いけど、あまりにも話題になってないので
改めてお知らせ。
中小企業向けの信用保証、アウトソーシング業務を行う
中小企業保証株式会社（本社大阪府大阪市、河村巧代表取締役）
が15日、民事再生法の適用を東京地裁に申請し、経営破たんした。
負債総額1269億6200万円。
同社は、先月破たんした日本振興銀行のグループ企業で
同行の商品や業務代行を行っていたが、銀行代理店の免許がなく
銀行法違反の疑惑が浮上したほか、同行の融資保証を行った
SFCGが09年４月に破産。さらに、日本振興銀行が民事再生法の
適用を申請したため、多額の不良債権が発生、今回の措置となった。
さて、この件自体は日本振興銀行連鎖とだけ見ることができる。
しかし、実はグループ企業のインデックス・ホールディングス
（本社東京都世田谷区、落合正美社長）は、中小企業保証機構の債務１億1,500万円
普通株式3億9550万円相当を保有しており、損失について現在精査中。
さらにグループ企業は、株式の持合いや、取引関係が濃いことから
今後、連鎖的な倒産が起こる可能性は充分あるため
注意深く観察していく必要があるだろう。
