白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

大田経産相が国会演説において
「もはや日本は経済は一流と呼ばれる状況ではない」
と述べ、波乱を巻き起こしているのだが
正直なところ、今や日本の企業はGMと火花を散らすトヨタにしても
一流なのかどうなのか怪しいところだ。


世界の総所得に占める割合やGDPの低下はもちろんだが
コンプライアンス、労働環境、賃金、企業健全性などなど
世界と比べて日本の企業はどうだろうか。
人材派遣は大手企業が軒並み違法企業ときて
メガバンクで日本トップの三菱UFJフィナンシャルグループが
一体何回の行政処分を食らった?俺が覚えている限りでは日本国内でも3回以上
アメリカでも2回は食らっている。
三角合併も解禁となって、あれいつの間にここ外資になったの?
なーんて事態が起こっているわけだ。
ちなみに三角合併とは、子会社が他社を支配することで
例えば、日興コーディアルシティグループの完全子会社になったが
実際は、シティグループの日本法人であるシティグループジャパンが日興コーディアル
吸収している。この手法を使えば、外資の日本法人が簡単に日本の企業を吸収することができ
為替リスクや現地におけるコストを減らすことができるというわけ。
それに対して日本の企業はどう防衛しているかというと
例えばIHIJFEが造船事業で合弁したり、MBOで苦肉の策を取るわけだ。
それでも、Jパワーに英国のファンドが出資する話があったり
あの帝国ホテルにサーベラス傘下の国際航業が40%ほど入ってたりで
外資の食指はどんどん入ってくる。
それでは、外資に負けない日本の武器は何か。それは技術力だ。

青色発光ダイオード垂直磁気記録方式HDやワープロの文字変換機能といった
世界でも有数の技術力が日本にはある。
コンビニやショッピングモールのマーケティングの知識もある。
また、トヨタが世界一に上り詰めた要因の一つに、プリウスの導入があった。
思えばプリウスが世界のハイブリッド技術の魁だった。
そんな素晴らしい技術を、守るためには技術者に対し成果を認めて対価を
支払う。必要とあらば好きなポストを用意する、表彰するなど
様々な方法で技術者を優遇し、その技術を流出するのを防がなきゃいかん。
それから、先端技術で必要なものほど、作っているのは小さな町工場だったりする。
何とかして日本の技術を世界から守る。
そうしないと、日本は散々食い散らかされてポイだからだ。