白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

1990年の今日は東西ドイツが統一された日。
あの第九が流れた日ですかね。東ドイツのホーネッカー第一書記が
辞任したのはもっと前ですが。
で、これで東ドイツ国民はいきなり自由主義諸国に入ったわけで
これまでの共産主義の暖かい手の中から放り出されたものだから
いきなり経済格差が発生、西ドイツもろとも大不況の中へ
迷い込むことになり新生ドイツは苦難の道を歩き出すことになるのです。
そこんところは
グッバイ、レーニン!」で詳しいんです。
あらましを説明しますとね
主人公は東ドイツの少年で、母親と暮らしているんですが
母親は党の責任者というわけで、ある日病に倒れるんですが
その間にドイツは段々統一へ向かっていくわけです。
ところが、母親の病気というのがショックを与えたらヤバいってんで
主人公は一生懸命東ドイツが無くなりつつあることを隠そうとするんですな。
古い録画のビデオを流したり、ケーブルを引いて
友人にアナウンサーをやってもらったりね。
でも一番困るのが生活物資。
あると困る。それも西側の物があると困るんです。
でも統一するってわかると、どうしても西側の物が入ってくるでしょう。
そうすると今までの物はあらかた生産しないんですな、古いから。
西側の物の方が品質はいいし、食べ物は旨いし、どう考えてもいいわけです。
でも少年はそれが困る。まぁ困るったって、元から物資は滞ってたんですがね。
流石に無くなるとは思わなかったから、マズいと思うわけですな。
それでどうしたかって
東ドイツが仕方なく、どうしてもって頼むもんだから
大らかな心で西側の製品を輸入して「やっている」ことにしたんです。
ここまで来るとツンデレだよね。
「べ、別にこっちが困ってるわけじゃないんだからね!」みたいな。
共産主義は論客みたいなもので、口先と根性で食ってるもんだから問題無いって。
まぁ、そういうわけで一応製品は多少誤魔化せるかもしんない。
色々あるんですけどね、大小の事件がね。
じゃあ最後どうなるんだい?
それが「グッバイ、レーニン!」ってわけだ。とくとご覧じろ!