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式年遷宮、なぜ20年?

皇祖をお祀りする伊勢神宮式年遷宮がクライマックスを
迎えている。式年遷宮とは、伊勢神宮が20年に一度社殿を造り直し
ご神体をお移し奉る行事である。
2日からはご神体をお移し奉る「遷御(せんぎょ)の儀」が
執り行われ、いよいよ新しい社殿に大神らがお鎮まりになるのだ。
歴史的な大事業を一目見ようと、大勢の人が
伊勢神宮に詰めかけ、現地は奉祝ムードに包まれている。


さて、この式年遷宮だが20年に一度執り行われることは前述の通り。
神嘗祭(おおかんなめさい)ともいわれる神社界最大の祭事だ。
今回の式年遷宮は、実に10年前の平成16年の段階から天皇陛下
ご勅許を賜り、さまざまな準備を進めてきた。
社殿はもちろんのこと、装束や神宝類をすべて新調し
清浄な状態を保とうという目的がある。
ところで、なぜこの式年遷宮は20年に一度なのだろうか。
第一回の式年遷宮は、西暦690年で持統天皇の御代である。
その理由は伝わっていないが、いくつかの理由が推測されている。


1、建物を建て替えるのにちょうどいい期間
今や100年住宅なんてあるくらい、建築技術は進化したが
昔は今ほど耐用年数がどれくらい、とか計算しているわけではなかった。
そのため、汚れや傷みが目立ち始める20年という期間を設定することで
清浄さを保とうというもの。


2、伝統技術の継承
寺社仏閣の建築は、そこらへんの建築業者にはできない。
というのは、あまりにも建築技法が特殊だからである。
そのため、建築には宮大工がこれまで当たって来た。
もちろん、職人技なのでちょっとやそっとで習得できるものではない。
人材が育てる機会として、何年もかけて社殿を建て替えるという
祭事を挙行するのではないかといわれているのだ。


今に生きる古代の知恵には、まったく舌を巻くばかり。
われわれも見習うべき点が多いように感じられる。
ちなみに、5日は外宮の式年遷宮が行われる。
土曜日なので、ぜひ「お伊勢参り」に行かれてはどうだろうか。