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「ナチスが最も恐れた男」に見る仲間とは

ナチスが最も恐れた男」とは、ノルウェーレジスタンス運動
を描いたもので、グループのリーダーでありレジスタンス運動の
象徴でもあったマックス・マヌスの視点から物語は描かれている。
作中には表記はないが、実在の人物を再現しており
しっかりエンドクレジットでその後の人生が紹介されている。
ノルウェーレジスタンス運動は、フランスやポーランドのそれと違い
艦船を爆雷で撃沈する作戦に光が当てられている。
それもまた、ノルウェーがドイツへの物資・兵員輸送の基地であったことが
原因だが、何はともあれノルウェーは英国に亡命政権を樹立し
国王を中心として徹底的にナチスと戦った。
この運動は、他の作品でも見られることだが仲間とのチームワーク
が大事になってくる。最悪の場合、仲間同士が密告を恐れて
疑心暗鬼の末、殺し合いをおっぱじめるという結末を迎えたりする。
結局のところ、なぜかかる運動を始めるかといえばきっかけは
国家のためであったり、社会が気に入らないとかであったりしたものが
憎悪が加わるとかなりの成果を挙げられるものである。
へっぽこ三流ジャーナリストが「あなたがたが欲しいのは「友達」だ(キリッ」とか
抜かしていたが、そんなものはただ言葉を変えただけで呼び方なんかどうでもいいことだ。
仲間がいれば、勇気付けられることもあるし、戦力が増すのである。
だからこそ組織はできるのであって、それが理解できない人には
「アホな連中が集まってなんかしてんな」程度にしか見えないのだ。
そういう意味でも、レジスタンス運動は市民運動を考える上で
かなり参考になる。まぁ市民運動はいきなり投獄されたり
朝の4時くらいにドアを蹴破られないだけマシだよな。