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「ハゲタカ」を見たのだが。

現在公開中の映画「ハゲタカ」を見た。
これはNHKで以前放送されていたドラマで
名前のとおり、ハゲタカファンドと呼ばれる機関投資家
企業とのマネーゲームについて描いており
世はまさに村上ファンドだの、M&Aが騒がしていた時期で
サラリーマンを中心に人気となった作品だ。
今回は、そのハゲタカファンドのひとつであった
「鷲津ファンド」が、中国系投資ファンド「ブルー・ウォール・パートナーズ」の
アカマ自動車TOBに立ち向かうというもの。


結論から言えば、なかなか面白かった。
経済だとか、投資に興味がある人にはたまらない内容だから
逆に言えば、興味ない人にはとことんつまらん作品だと思う。
まさにジョン・ロックフェラーの言のごとく
「金銭の奴隷となるな、金銭を己の奴隷として酷使せよ」がぴったしだ。


内容的には、アカマはトヨタだろうなぁと容易に理解できるが
TOBの内容がちょっとありえない。鷲津のモデルがM&Aコンサルティングだとしても
2000円の理論値が可能だと?
実際いくらかかるかっていう概算は時価総額に基づくとして
6兆8959億円かかる。資金的には、到底買えるわけがない。
とまぁ、現実を無視した大規模なTOBはありえない。
それから、多分盛り上げるためだろうけど対抗TOBよりも
俺だったら第三者割当実施による株式の希薄化を狙う。
なぜなら、そうすれば最初からアカマと鷲津の繋がりができていたからだ。
対抗TOBによって禍根が残り、面倒な手を打たざるを得なくなったわけだから
最初からそうしとけば…。
なーんてね。
ただ、制作協力なんか見てみると、実は協力している自動車メーカーが
メルセデスしかない。今経営危機のメルセデスが協力ですか…。
あと、機関投資家が一切制作に加わっていない。
俺の予想では金融機関では、大和、野村、みずほ、三井住友、りそな、興銀
そしてファンドではさわかみ、フィデリティ、スティール、サーベラス、ソロス
さらに戦略コンサルでは、AT&カーニー、ボストン、マッキンゼーアクセンチュア
シンクタンクでは、NRI、三菱総研、日本総研矢野経済研究所


などなどたくさんあると思うが、一切協力していないのは
単に営業に行っていないだけなのか
それとも、手法がバレるとか、悪玉にされてるのにご立腹なのか
とにかく専門家からの協力がなく、いささか現実的ではない作品となった。


まぁ、他には広告代理店、報道、法律事務所だから
あくまで外側から見たM&A劇にはそのまんまでしたよ。