ガチで自分のルーツを調べてみたら…。
僕は母校の中学校の同窓会で、役員の末席を汚させていただいているのだが
昔の話をよく聞く上に、親戚がどうこうという話が出てくるので
自分の家系が非常に気になってしまい、本気で戸籍をさかのぼってみた。
よく「自分のルーツを調べたい」という人がいるのだが
苗字のルーツ自体は調べられても、自身の家の発祥については
なかなか調べにくい。だが不可能というわけではない。
役所で戸籍をさかのぼる!
まず手を付けるべきなのは、戸籍をさかのぼることである。
市役所の戸籍係に「父系の戸主を全部出してくれ」と依頼をすると
その市役所に届けられている戸籍が全て調べることができる。
父系の戸主を調べるのは、わが国では家督相続ができるのは伝統的に男系だからだ。
僕が調べることができたのは4代前まで。
そこで新しく分家として当家ができた上、市町村が別になったため
保管されてはいなかった。戸籍は本籍地のある市町村に届け出られるため
本籍が変われば戸籍を保管する役所も変わるのである。
とはいったものの…明治後期までという微妙な時期で止まってしまった。
明治初期ないし幕末であれば、仙台藩の名簿があって、ただの町民であっても
租税だので調べることができるのである。
僕の場合、市役所がさかのぼれるところで止まってしまった。
菩提寺が記録している「過去帳」から探る
もう一つは、過去帳を調べることである。
これは、先祖代々が埋葬されている菩提寺が保管するもので
埋葬されている人の戒名と本名が記されているものである。
家によっては、仏壇の引き出しに入っていたりする。
ただ僕は、こっちを先に当たったのだが結論は既に分かっていた。
僕の曽祖父が分家した時に、墓石を別に立てたことから、それ以前の
過去帳を探すのはほぼできないのである。
新たに家をつくるというのは、その人が「家の祖」になるということであり
とても大層なことなのである。当家のルーツを探す上でまさかの壁が
別家を立てたということだったのだが
さらに祖先をさかのぼっていくことは、本家の戸籍を拾えばよいのだが
明治期の詳細な地図だとか、人名辞典などで調べることはできないだろうかと
いろいろ考えている。これはよほど有名な人でないとネットで調べることができない。
とはいえ途中で投げ出すとモヤモヤしか残らないので、いろいろなところを
当たってみるつもりだ。
なかなか根気の要る作業になりそうである。