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岸田新体制スタート。古き自民党再来か?

10月1日、自由民主党役員人事が正式に発表された。

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自民党新体制の面々(岸田文雄公式サイトより)

総裁 岸田文雄(9期、広島1区、岸田派)

幹事長 甘利明(12期、神奈川13区、麻生派

総務会長 福田達夫(3期、群馬4区、細田派)

政務調査会長 高市早苗(8期、奈良2区、無派閥)

選挙対策委員長 遠藤利明(8期、山形1区、谷垣派

組織運動本部長 小渕優子(7期、群馬5区、竹下派

国会対策委員長 森山裕(6期、鹿児島4区、石原派)

幹事長代行 野田聖子(9期、岐阜1区、無派閥)

参議院議員会長 関口昌一(4期、埼玉県選挙区、竹下派

参議院幹事長 世耕弘成(5期、和歌山選挙区、細田派) 

参議院政策審議会長 二之湯智(3期、京都選挙区、谷垣派

 

このメンツを見れば、実は自民党人事はさほど変わり映えがしないということが

わかろうというものである。よく言えば調整能力に優れているが

悪く言えば、古き良き自民党おかえりという感じであろうか。

これで選挙を戦おうというのなら、岸田総裁マジか…というレベルである。

問題の閣僚人事であるが、ここは若手を登用する方針のようだ。

news.yahoo.co.jp

 

ここで閣僚人事を詰めたところで

すぐに選挙なのだし、その結果も極めて厳しいことが確実視されている。

例えば、ここででかい政策、それこそ持続化給付金や特別給付金などの

とてもシンプルで分かりやすい経済政策をぶち上げて

多少なりとも支持率を上げてから選挙に臨むのがセオリーであるが

あれほど頑なに拒否していた自民党内部がイエスというかどうか。

また公明党はそのような自民党と歩調を合わせることができるかどうかが

カギとなっている。

もちろん、黙っている野党ではないはず…なのだが

立憲民主党共産党の間で「限定的な閣外協力」が合意に至った。

野党統一候補の選定を行っているものの、合意内容が薄すぎるのでは

ということと、共産党共闘に慎重な声も聞かれることから

野党側にとっても、まだ選挙に向けて準備は万全とはいっていない。

このような時こそ、第三極は好機…! といきたいところであるが

国民民主や維新などの動きはいささか不気味ではある。

選挙直前になると、さまざまな動きが聞こえてきては

スリードを誘ったりする。雑音に惑わされず、自陣営はできることを

愚直にやっていくことが重要だ。選挙というのは突き詰めていけば

やることは一つしかないのである。