白雉日報社公式ブログ

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「コロナは茶番」が東北で受け入れられない理由

18日、武漢ウイルスに対してノーマスク・反ワクチンを掲げる

政治団体仙台市中心部で「クラスターパレード」なる

イベントを開催、市街地をデモ行進した後

中心部商店街でどんちゃん騒ぎを繰り広げた。

途中、警察とトラブルになるなど、一時騒然となった。

SNSでこのイベントを知った地元住民は一斉に注意喚起を行い

この一団に近づかないよう警戒を呼び掛けほか、SNSの反応でも大部分が

この団体を非難する声であふれた。

観察した感じ、参加者は10人ほどだったが、半分以上は県外しかも

首都圏からの参加者が多かったようだ。もちろん、デモをする上で公園の使用許可と

警察への示威運動の届け出が必要だから、地元勢も少数ながらいる。

それにしても、あれほどまでに通行人が遠巻きにする光景は初めて見た。

僕も何回もあの場所で街宣をしたことがあるが、あんなに通行人が離れているのは

初めてだ。ちょっと感動すらしてしまった。

いかに危険視されているかがわかろうというものであろう。

 

東北では通用しない「コロナは茶番」論

 

中村幹事長とも話したことがあるが、こと武漢ウイルスに対する考え方は

東北と首都圏では大きな温度差がある。

宮城県では、行政および医師会に対する信頼性が高く、感染予防に対する意識は

極めて高い。東京みたいに「医師会の言うことなんか信用すんな」という人は

当地においては、僕の知る限り聞いたことがない。

つまり、首都圏では一定の成果を上げているであろう

「コロナは茶番」だとか「マスクを外そう」などという訴えは

宮城県においては一顧だにされないのだ。宮城県でそうなのだから

東北各県ではさらに厳しいだろう。先日、僕が仕事で山形の企業に

アポイントメントを取ったところ、「この状況に仙台から来てもらうのは…」と

結局オンラインでの対応となった。だから彼らの主張は理解されないどころか

反感を買って終わり、という結果になることは想像に難くない。

宮城県ではようやく陽性者が落ち着きつつあり、緊急事態宣言から蔓延防止重点措置に

移行したばかりである。連中の活動は、県民の努力に対する挑発以外の何物でもあるまい。

少しでも当地の状況を客観的に観察できる人がいれば、このような大恥を

かくことはなかったであろうに。

 

昭和帝の御代にも難しかった医療行為

 

気を付けなければいけないのは、「コロナは茶番」と「ワクチン接種反対」は

決してイコールではないということだ。

ワクチンはベネフィット(薬効)のほかにリスクもあるわけで

接種をする人はベネフィットのほうが大きいと見ているのである。

一方、リスクを警戒するのは当然のことだし、それを理由に

接種できない(しない)人がいたとしても、感染対策をしっかりしていれば

その人を責める必要はないのである。

従って、コロナは茶番論とワクチン接種の是非は必ずしも両立するものではない。

畏くも天皇陛下もワクチン接種をなされたということで

もし、陰謀論者の言うように「3年以内に死亡する」なんてのが事実なら

喜んで天子様に殉じ奉ることになろう。


www.youtube.com

 

それにしても、実は天子様即ち玉体に医療行為を行うというのは

昔から抵抗があったということで

新しくは昭和62年7月、昭和帝に対し奉り手術のためメスを入れたのが

歴史上初めてであるから、いかに天子様への医療行為が難しかったかが

うかがい知ることができる。

www.dailyshincho.jp

 

昭和帝は、生物学者でもあらせられたから

科学技術や医療技術についても大層造詣がお深く遊ばした。

そこで昭和21年、昭和帝はこう仰せになった。

昔、後水尾天皇が病気に罹られた際、典医がお灸で治療するよう

進めたところ、側近の者が、神にお灸をすえるとは罷りならぬと

これを止めたので、天皇はやむなく位を退かれてお灸の治療をお受けになったそうだ。

誠に困った考え方である。

昭和天皇100の言葉」より

今や玉体も現代医療をお受け遊ばすことが当たり前であるが

それも昭和帝の科学的なご見識の賜物であったのかもしれない。

現在、天子様をはじめ皇室の方々が率先してマスクをお付けになり

国民に親しく感染予防をお呼び掛けなさっておられる。

天子様の思し召しにも反する「コロナは茶番」「ノーマスク」の連中とは

決して相容れることなく

武漢ウイルスの収束と、店舗や中小企業への

手厚い補償こそ、政治に課された使命である。