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スマホ向けゲーム制作大手「Cygames(サイゲームス)」が設立10周年!

本年2021(令和3)年5月で、スマホゲーム制作などを手掛ける

株式会社Cygames(サイゲームス、東京都、渡邊耕一代表取締役社長)が

設立10周年を迎えた。

 

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週刊ファミ通では2号にわたって特集が組まれた

同社は、2011年5月に株式会社サイバーエージェントのグループ会社として設立。

第一弾タイトル「神撃のバハムート」をMobageにて配信するや

超人気コンテンツとなった。

さらに「アイドルマスター シンデレラガールズ」(バンダイナムコと共同制作)

14年3月には「グランブルーファンタジー」がヒットし

16年4月にはアニメ制作会社「サイゲームスピクチャーズ」を設立。

さらに「Shadowverse」や「プリンセスコネクト!」など大ヒット作品を連発し

それらを自社でオリジナルアニメ化、リアルイベント開催などIP事業にも積極的に展開

売上高639億円(21年1~3月期)に上る巨大スマホゲーム制作会社に成長した。

サイバーエージェントグループの中でも2956人(21年4月現在)を抱えており

同グループの中では、広告事業に次ぐ稼ぎ頭として、コア事業の一つとなっている。

第一弾タイトルの神撃のバハムートは登録ユーザー500万人

配信7年を迎えるグランブルーファンタジーは2700万人(いずれも21年4月現在)で

ロングセラーのコンテンツが多いことも同社の強みの一つだ。

 

社会現象となった「ウマ娘

 

そして本年2月には「ウマ娘 プリティーダービー」をリリース。

相次ぐ延期で「事前登録2周年」「もう忘れているのでは」などと

揶揄された。その間にアニメ放送が開始し、公式チャンネル「ぱかチューブ!」では

ゴールドシップがさまざまなネタでリリースまで場を繋いだ功績は語り草となっている。

そこまで時間をかけてのリリース。蓋を開けてみれば高いクオリティーとドラマ性が

大うけし、あれよあれよとユーザー数を伸ばしていった。

5月14日にはユーザー数が700万人を超え、社会現象にまでなった。

なぜこれまで延期を重ねたのか、誰もが疑問だった。

週刊ファミ通に渡邊社長のインタビューが載っているが、それによると

もっと早くに出すこともできたかもしれないですが

その場合にはいまのクオリティーになっていなかったと思いますし

これほどのヒットにすることはできなかったと思いますね。

としており、ブラッシュアップに掛ける時間を長くできたことで

今のクオリティーになったという。

また、渡邊社長はもともと競馬が好きだったということもあって

ウマ娘』については本当に競馬の可能性を信じていた、という一言に尽きる

かもしれません。競馬は日々のレースで新しいドラマが生まれて

2年後、3年後にはまた新たな世代の競走馬が活躍していて…と絶えず盛り上がる

ポイントがあるのは素晴らしいなと思いますね。

 と競馬の魅力も話している。実際に競馬好きのスタッフも多く同作に

関わっていることもあり、それが丁寧な作りこみにつながったのだという。

 

今後は世界規模。地方の働き方にも一役

 

次の10年は、世界規模の会社を目指すが、その一方で

日本らしいコンテンツを広めることも進めていきたいそうだ。

 

4月26日には3DCG制作子会社「株式会社サイスフィア」を設立。

テレワークの増加や東京一極集中の流れが変わる中で、地方在住者にも

多様な働き方環境の整備にも取り組んでいくという。

企業としては、まだ新興にあたり、これからさまざまな過渡期に挑む

ことになるであろう同社。どのような仕掛けを見せてくれるのか

これから楽しみだ。