白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

有力党派が選挙を諦めた時…。

先日、よくお世話になっている議員が

唐突に選挙に出るという話になり、それを一切根回しすることが

なかったということで、いささか騒ぎになっている。

で、別の議員に聞いてみたところ

「組織を引き締めるためにやる必要がある」と言いにくそうに吐露した。

 

選挙に出るための目的とは

 

選挙の目的というのは、第一義に議員個人や自党派の政策を実現するために議席

獲得することである。

ところが、その目的を外れ、組織体制を固めるために

選挙に出る。なかなかできることではない。

余裕のある党派は違うなあと嘆息した次第である。

わが党でも当選が難しい場合、知名度向上や実績を積むなどの

目的を持つことがある。もちろん、当選を目指すのはメインである。

が、副次的にさまざまな効果を期待するわけだ。

逆に言えば、安定的に当選が見込めれば、副次的な目的は本来

持たなくても自然とついてくるのであるが、残念ながらわが党は

まだそこまでの実力を持っているわけではない。

ゆえに、選挙を通じて政治団体として成長していくわけで、その伸びしろがある

というのが既存政党にない利点と言えよう。

「余裕がある党派は違うなあ」と嘆息したのには

実はあまり勝つ気がないのか、という意味も含んでいる。

他にも、まあいろいろと考えるところはあるのだが

改めて思うのは、この世界は蛇も出れば鬼も出るということだ。

怪情報なんて日常茶飯事。自党派への愚痴もまた然りである。

あまり染まってはいけないなと、いつも自分に言い聞かせている。

さすがにいろいろとやられそうな気がするからだ。

同じ党派内ですらそうなのだから、議員というのは孤独なのかもしれないな。

 

「ところで」その議員の口調が突然真剣なものに変わった。

交通指導員やんない? 人足りないんだわ」

本当に、議員というのは大変だ…。