祝!「艦これ」が8周年!今後の展開に期待
人気ブラウザゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」がリリースから8周年を迎えた。
マルマルヒトマル!零時を周りました。少し早いですが、おはようございます!
— C2機関 (@C2_STAFF) 2021年4月22日
今日は金曜日!そして本日、4/23(金)は「艦これ」八周年!
提督の皆さん、本当にありがとうございました!皆さんが育ててくれたおかげで、「艦これ」と艦娘たちは、まさかの九年目の海に漕ぎ出していきます。感謝ですッ!
ソーシャルゲーム乱立時代で、ひどいものでは数日でサービス終了するなかで
人気が長きにわたったのはとても素晴らしいことだ。
「艦これ」は、旧海軍の軍艦の想いを引き継いだ「艦娘」が
深海棲艦と戦うというもので…。プレイヤーは提督として艦娘を率いて
海域の安全を取り戻す。つまりは軍艦の擬人化である。
ただの擬人化と侮るなかれ、それぞれの艦娘の姿やセリフなどは
史実が元となっているのも人気の一つだ。
エピソードを深掘りしていくスタイルが好印象
例えば、駆逐艦秋雲は艦これにおいて、イラスト好きで同人作家という設定だ。
「秋雲先生」などと呼ばれ、冬コミの時期になると締め切りに追われる先生の
姿を見ることができる。
史実では、駆逐艦秋雲は1942年10月に発生した南太平洋海戦において
米空母ホーネットを撃沈した。ところが、その最後の姿を写真に収めようとしても
夜のため、無理ではないかということに。
そこで艦長は、探照灯を照射させ、写真の代わりに絵心のある信号員にスケッチさせて
軍令部に提出されたのである。
このエピソードのために、秋雲はイラスト好きという設定になった。
つまり、艦これの運営は艦娘を考える時、実際に歴史を勉強したということである。
歴史への敬意というのは、誠に大切なことである。
「軍艦を美少女にするなど怪しからん」というご意見も根強いが
軍艦の物語を知るためには、まずその艦を好きになってもらうことも重要で
それをきっかけに、史実を掘り下げてもらおうというのは
一つの方法としてアリなのではないかと思う。
リアルとの連動も好印象に
その他にも、例えば戦艦武蔵が2015年にフィリピン沖の海底で発見されると
ゲーム内のグッズ(ホーム画面の家具)で武蔵発見を祝ったりしており
現実世界との連動も魅力の一つだ。
多様なメディア展開もまた頻繁で、いわゆるメディアミックス戦略は
奏功している。ゲームだけでなく、コミックスやアニメ、企業コラボなど
ゲームの長寿化の要因といえるだろう。
ただし、マンネリ化や新規ユーザーへの配慮という面で課題が残っており
しかもいわゆる「運ゲー」要素が強く、いくら強化しても運悪く大破することは
よくあることだ。
それが原因で後発のゲーム、アズールレーンなどの台頭を許しているのが現状。
今後、艦これがどう展開していくのか、どう変化していくのか
10周年に向けて、巻き返しを期待したい。