天長節、天子様が東日本大震災についてご憂慮
本日は畏くも天子様のお誕生日であらせられる。
天子様は親しく記者会見に臨まれ、新型コロナウイルス感染症への憂慮
それに関連して、医療従事者を労われたほか、国民生活のひっ迫にも
心をお痛み遊ばし
「感染防止対策を根気強く続けることで『明日は好い日になる』と信じそうなることを
願わずにはいられません」と仰せになった。
今年で10年になる東日本大震災に関しても
「確かにインフラ面では再建が日々進んでいますが
ご家族など親しい方が亡くなられた方々、避難を余儀なくされ
家族や友達が離散してしまったり
生活環境が一変してしまった方々のことを考えると
震災からの傷がまだ癒えていないというような気がいたします」
とご憂慮されているご様子であられた。
それにしても、震災10年が経っても震災からの傷、即ち心の傷について
深くご存知であらせられるとは!
臣下として、また被災地に住む者として、恐懼に耐えない。
力不足を痛感するばかり。まったくもって申し訳ない限りである。
行政は復興予算が切れることに気をもみ、東北地方整備局に行く。
いや!そればかりではない。メンタルのケアはどうなっているのか
目に見えない部分まで支援が行き届いていないのではないか。
陛下はそこまでご覧になっておいでなのだ。
政治家・行政は天子様のご憂慮を何と心得るか。
僕が政治家ならすぐに行政に対し、現状の調査と必要な支援策を求め
条例案をまとめて提出するところである。
天長節のこの日、宸襟を安んじ心から天子様が国民と共に
お喜びになれるよう、粉骨砕身し奉る次第である。