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civ6で新たなDLC配信、ベトナムとモンゴルがリングに上がる!

世界的な箱庭SLG「Sid Meiers CivilizationⅥ」で1月29日

新たにシーズンパス「ベトナムフビライ・ハンパック」の配信を開始した。


『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI』シーズンパス DLC第5弾「ベトナム&フビライハンパック」ご紹介(字幕あり)

ベトナムのキャラクターは趙氏貞で、支那三国時代の248年

ベトナム北部において呉に対して反乱を起こし、緒戦こそ勝利を続けたものの

陸胤が大軍を率いて鎮圧に乗り出すと、これと激戦を繰り広げ戦死した武将である。

当時、ベトナムは呉の領土であったから、趙氏貞はただの反乱軍に過ぎないのだが

ベトナム人からは民族の英雄として知られている。

 

時代考証大丈夫か?腑に落ちない人選

 

しかし…どうなのだろう。このチョイス。

スコットランドでウイリアム・ウォレスを担ぎ出すのと同じ気がする。

ベトナムならば素晴らしい君主や元首がいると思うのだが。

フビライを出すのなら、そのフビライの侵攻を阻んだ大越国の太宗・聖宗とか

ベトナム戦争の指導者ホー・チ・ミンでも良さそうなものである。

このゲームでのキャラクターは時代に定まったレギュレーションはないらしく

米国ではセオドア・ルーズベルトで、日本は北条時宗だったりする。

さらに時代をさかのぼるシュメール文明のギルガメシュもいるのだから

カオスな世界である。

米国だと、普通に考えて、ワシントンやリンカーンケネディが出てきそうだが

あえて「テディ」を出してきたのは、固有の文明が持つアジェンダ

棍棒外交」があるからだ。

日本の北条時宗も、ただ単に元寇の時の執権であったというだけで

業績だけでいえば北条時頼のほうが…と思ったりする。

それから、フビライ・ハンだが、これは正しい表記ではない。

モンゴルの皇帝は、単なる「カン(汗)」と「ハーン」または「カアン」

と名乗ることとされており、「カン」は部族の指導者を指す。

一方、「ハーン」はモンゴル全体の皇帝を指すため、どちらが上かは

明らかだ。フビライは、大元帝国の皇帝であり、モンゴル全体の指導者であった。

そのため、彼は紛れもなく「ハーン」なのである。

時代考証がどうなっているのかわからないが

結局はプレイヤーの腕次第。さてさてどうなることやら、楽しみである。

なお、日本語吹き替え版のガイドは東山奈央さんであることも付記しておく。