白雉日報社公式ブログ

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菅内閣は今こそ国民生活を守れ

さて、多くの企業や官公庁では本日仕事納めのところが

多く、あいさつ回りに奔走された方が多いのではないだろうか。

こんな日は「さて、この一年どんな年であったかな」と物思いに

浸ってしまうひと時も。

どんな年も何も、コロナ、コロナ、コロナである。

わが国においては、1月にダイヤモンドプリンセス号から始まり

瞬く間に全国を恐怖の色に染め上げてしまった。

この恐ろしい悪魔は、多くの人の命を奪い、人々の日常生活を

脅かしている。断固としてわれわれはこの戦いに勝利をしなければならない。

 

実は来年は震災から10年

 

勝利とは何か。

東日本大震災の時の「復興」と似ている。復興とは何だ。

震災前の状態に戻すのは復興ではない。「復旧」である。

時代は常に進化しているのだから、それに合わせた復興をしなくてはならない。

それで宮城県では「創造的復興」と銘打って、交通インフラの整備やIoT、AIなど

わが国の最先端技術を結集した地域に生まれ変わらせるとした。

その計画は10年。つまり来年で終わりだ。

国の復興予算は事実上来年で終了する。それで福島・岩手を加えた被災三県では

復興予算の継続を求めているが、全部吹っ飛ばしたのがコロナだったのである。

15日、菅内閣は第三次補正予算を決定した。

実に19兆円にのぼる大規模予算だが、その内容たるや驚愕しかない。

「新型コロナ対策」は5兆9000億円で、3分の1にもならない。

休業協力金は確かに店舗にとってはないよりはマシであろう。

だが、年末年始の書き入れ時を犠牲にして得る額は最大で120万円。

多店舗展開や単価が高い店舗にとっては焼け石に水でしかない。

 

しかも、今回影響を受けているのは観光・飲食に限った話ではない。

医療、福祉、運送まで多くの業種に波及している。

特に「週刊ダイヤモンド」あたりは経済崩壊の如く書いているが

このまま後手後手の施策であればそうなるであろう。

 

国民生活を守れ!

 

まずは国民生活を下支えすることが大事だ。特別給付金はもちろん

コロナによる生活困窮者へのさらなる支援は必要になろう。

そして持続化給付金の拡充による実質粗利補償など

まずは公助が必要である。国民が何かをできるとしたら

その材料が出てきてからだ。丸裸で戦えというのはあまりに酷ではないか。

わが国にとっての「勝利」とはコロナの蔓延を抑えた上で

国民が前を見て、成長に向けて歩みだすことなのではないか。

目下のところ、わが国政府はいずれも失敗しているわけだが

特定の利益誘導ではなく、国民の声を広く聞くべきだ。

自民党政治もいい加減変わらなければこの国難を乗り切ることはできない。