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全国で新型コロナ過去最多、メッセージだけでは食い止められない!

これは大変なことになってきた――。

全国で何人もの人がそう思ったであろう。

17日の東京都の新型コロナ陽性者が822人に上った。

これを受けて、東京都の小池百合子都知事

「これまで以上に危機感を持つ必要がある」と

さらなる警戒を呼びかけ、「年末年始コロナ特別警報」を発出した。

さらに、神奈川県で319人の陽性者が発生、いずれも過去最多を記録した。

宮城県でも過去最多となる54人の陽性者が発生した。

国内全体で見ても3158人(18:30現在)と過去最多を更新した。

宮城県仙台市は16日、緊急記者会見を開き

村井嘉浩知事は

1、初詣や初売りなどのイベントでは密集を避ける

2、帰省や旅行はできる限り慎重にする。

3、発熱などの症状がある人は外出を控え、相談センターに連絡する。

4、忘年会や新年会は少人数、短時間とする。

5、施設や店舗を運営する事業者は感染防止を徹底する。

の5つを遵守するよう呼びかけた。

www.pref.miyagi.jp

 

また、郡和子仙台市長は「残念ながら感染者が収まる兆しはありません。

クラスターも多くがこの3カ月で発生しています。

年末年始につきましては様々なご予定がおありかと思いますが

多くの医療機関がお休みになります。市民、県民の皆様には

一層の感染予防対策の徹底をお願いします」と呼びかけた。

さらに、宮城県医師会の佐藤和宏会長は「今年は静かな年末年始を

お願いします。初売りや初詣などはなるべく避けてください。

クリスマス会、忘年会、新年会の延期ができないかもう一度ご検討ください。

年末年始の帰省はぜひ延期をお願いします」と踏み込んだ要請を行った。

既に医師会では「医療危機宣言」を発出済みであるほか、仙台市宮城県

再三にわたって警報を出している。

 

年末進行で忙しい時に応えられるか?

 

率直に言えば、以前の繰り返しに過ぎないのではないかと思ってしまう。

新型コロナを止めるなら、Go To停止どころではなく再び緊急事態宣言を

出すしかない。メッセージを出すだけなら、もう何回もやっている。

それでも陽性者が減らないのは、なんだかんだで会食はするし

どこかでマスクは外すし、人の移動は止めようがないからだ。

つまり、完全に外出自体を控えさせるほかはない。

何をバカな、という言葉は当然出てくる。

どこの業界でも年末進行はある。こんなクソ忙しい時に

何がコロナだと。行政や医師会と、民間企業の温度差は激しい。

その状態にある以上、理想的なコロナ対策は不可能に近い。

当然僕も仕事でいろいろ出歩かなければいけないし

会社でもやることは山積みである。

全く会食しないということもできない。

もちろんコロナ対策はするが、完全に防ぐ自身はない。

それなら行政のほうで、企業に要請でもしてもらわないと到底無理なのだ。

だからこそ、いくら呼びかけても市民、県民には「刺さらない」のである。

先日、Go Toトラベルの一時停止について僕は疑問を呈した。

しかし、この際もっと踏み込んだ措置を講じるべきだ。

そうすれば僕も大人しく過ごすほかなくなる。

「移動は慎重にしてください」と言われても

「ハイ、ワカリマシタ」と言って普通に県外に行ってしまう。

自粛も禁止も求められていないのだから当たり前だ。

「慎重に判断しろ」とはどういうことなのか。

 

ダイナミックな財政出動

 

行政にはもっとはっきり、呼びかけるだけではなくて

補償とセットにする代わり自粛を求めるくらいのことを

やらないといけないのではないか。

もちろん、そうなると経済は再び暗黒時代に突入する。

今度こそ飲食店をはじめとする事業者は耐えられまい。

前述の補償をしっかり制度設計し、より強固なものにする必要がある。

持続化給付金、雇用調整助成金特別給付金の拡充など

第二第三のダイナミックな財政出動が求められているのは間違いないだろう。