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菅内閣とフロックコート

本日、菅義偉内閣が成立した。

デジタル庁が新しく設立されるほか

河野太郎行政改革担当相は「目安箱」を自らの

サイトに設置するなど、幅広く意見を取り入れる方針。

www.kantei.go.jp

この内閣支持率は、毎日新聞によると「支持する」が64%

日本経済新聞によると「支持する」が74%で

高い水準からのスタートとなった。

一方、ハフポストなどは「女性閣僚が二人だけ」と批判的だ。

僕はこの閣僚名簿を見て、思わず唸った。

 

容易に崩せない「鉄壁のガースー」

 

正直、地味である。目新しさはない。攻める人事ではない。

だが、これほど付け入る隙のない内閣も珍しい。

強いて言えば、加藤勝信官房長官厚労相時代に

新型コロナウイルス関係で検査基準について失言があった程度。

前政権では斬るところは斬る、という国民の恨みを買うような政策も

多かった。特にコロナ対策などはそうであろう。

しかし、菅首相の冷静な対応力といざというときの判断力は

実は自民党内でもかなり評価されている(現職国会議員談)。

ここから、新型コロナ対策で、第二、第三のダイナミックな経済対策を

打ち出してきたら、はっきりいって野党勢力はなすすべがない。

持続化給付金、特別給付金雇用調整助成金などの大規模な

経済対策は終了を迎え、多少経営環境は持ち直してきた事業所が

多いものの、それでも昨年対比では全く届かない事業所がほとんどだ。

そこで思い切った経済対策を打ち出せば、菅内閣への支持は盤石なものとなる。

野党はスキャンダルや昔のモリカケ、桜を蒸し返すほかない。

保守勢力側は、アイヌ新法問題や増税に言及したことを責めることはできるが

大々的に責める材料にはなりにくい。

戦略の転換を改めて考える必要があるかもしれない。

奇しくもわが党は党内改革の真っ最中である。

菅内閣に立ち向かうことのできる改革が行われることだろう。

 

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菅内閣がスタートした(官邸HP)

昔はフロックコート派も多かった

 

ちなみに、認証式後の記念撮影で男性はほぼ全員モーニングコート

着用している。このモーニングコート、現在では礼装として扱われている。

しかし、もともとは名前の通り朝に散歩するように開発されたものである。

セットのスラックスは、ストライプが細ければ細いほど良いもので

ネクタイはアスコットタイというのが通常である。

わが国においては、礼装の規則がきちんと定められていたから

文官、武官両方の礼装、大礼装を着用しての写真が多く残っている。

文官でも武官でもない大臣は、モーニングコートまたは

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東条内閣でフロックコート姿の橋田文相(前列左端)

フロックコートである。例えば東条英機内閣では橋田邦彦文部大臣が

フロックコートを着用している。

実は僕は活動で街宣を行う時、フロックコートを着用したりしている。

聞いていただいている方々に礼を尽くすためだ。

服に拘りを持つと、気持ちがしゃきっとする。

内閣の集合写真一つ見ても、それぞれ個性が出て面白いではないか。