白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

KAT-TUNの亀梨和也が「事故物件住みます芸人」演じる!

僕がその作品の存在を知ったのは、コンビニの告知ポスターであった。

「事故物件 恐い間取り」という映画だ。

ホラーが好きな僕だけども、実は居住性マニアでもある。

例えば、フェリーの船室はこうなっていて、これがあると良い部屋だねとか

住宅の間取りでも、ロフトがどうこう、収納がどうこうと

やはり気になるところはとことん見てしまう。

それで自分が泊まったり、住んだりしたらどうだろうと考えたりするのだ。

まあ、卓上旅行の住宅版だと思ってくださればそれで合っている。

 

「事故物件住みます芸人」松原タニシ氏とは?

 

ホラー大好きな僕が、いろいろと怪談モノを見ていると

松原タニシという芸人が「事故物件住みます芸人」として

売り出しているのを知った。もちろん見た。

いかんせん、キノコっぽい髪型が好きではなくて、さほど入り込めなかったが

「間取りで何があったか何となくわかる」というのはわかりみが深かった。

さて、事故物件というのは不動産業界では「心理的瑕疵物件」といい

住宅の施設がどこか壊れていたり、特別不便なところはないものの

前の住人が不自然な死に方をしたり、何か事件があって

居住することに抵抗感があるだろう物件のことを言う。

不動産業界では、これを告知する義務があって、もしこれを怠って

誰かが住んでしまい、後で嫌な思いをした場合、損害賠償の対象になるのだ。

 

ホラー界隈が戦慄したタニシの経験

 

その松原タニシ氏が、実際にその事故物件に住み、心霊現象をモニタリングする

企画があった。実際に住んでみようなんて、無謀なやつがいたもんだと

かなりの人気企画になり、今では怪談といえば松原タニシだと、売れっ子だ。

そんなタニシ氏が、実際に事故物件に住んで経験した現象を上梓した。 

事故物件怪談 恐い間取り

事故物件怪談 恐い間取り

 

 これを基に映画化したのが、同名の作品になる。

映画では、タニシ氏は「山野ヤマメ」という芸人にローカライズされ

コンビ「ジョナサンズ」が全く売れずに、相方から解散を持ちかけられるところから

始まる。途方に暮れたヤマメは、あるプロデューサーに

「事故物件に住め」と言われ、実際に住んだ事故物件で

起こった出来事を再現する形で物語は進んで行く。

ジョナサンズ時代からのファンでヘアメイク見習い、そして

霊能力があるという小坂梓一の手助けを得ながら、企画は成功するのだが…。

というもの。

ヤマメ役をKAT-TUN亀梨和也さん、小坂梓一役を奈緒さんがそれぞれ演じ

人気俳優や芸人が脇を固める。

亀梨和也さんが、冴えない(失礼!)芸人役を演じているのが大きなポイントで

よくここまで陰キャになれるよなと、正直びっくりした。

とはいえ、本作はそれほど怖いものではない。びっくりさせるシーンがいくつかがあるが

それ以外はさほどでもないし、自分がヤマメの立場だったら嫌だなと

感情移入しやすく作られているところか。

ただ、ところどころでギャグに走るところがあるので

純粋なホラーを期待していくと、拍子抜けかもしれない。

本作を見て、タニシ氏の作品を見たりすると、何倍も楽しめる感じではある。


映画『事故物件 恐い間取り』【特報】8月28日(金)全国公開