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大洗鹿島線が開業30周年!

アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台となり
聖地巡礼」として地域活性化に成功している
茨城県大洗町鹿島臨海鉄道株式会社では
水戸―鹿島を結ぶ「水戸大洗線」が14日、開業30周年を迎えた。


同社の設立は1969年であるが、貨物専業であった。
国鉄(現JR東日本鹿島線水戸駅と北鹿島駅
50キロメートル、国鉄鹿島神宮駅3.2キロメートルの53.2キロメートルを
同社が運行することとなり、旅客営業を開始したのが1985年3月14日である。
それ以降、東茨城の足として多くの人々に愛されてきた。
第三セクターの鉄道会社としてありがちな
万年赤字経営に悩まされたほか
2011年に発生した東日本大震災でも被害を受け
同年7月12日までの約4カ月間の運行停止を余儀なくされた。
風評被害なども重なり、旅客収入は大幅に減少したが
アニメ「ガールズ&パンツァー」に全面協力、ラッピング電車やオリジナルコラボグッズの
展開などを進め、大勢のファンが集まるようになった。
そのため、旅客収入も急激な改善を見せ、「平成26年度決算報告書」では
経常黒字を達成、少しずつではあるが赤字体質からの脱却をうかがうことができる。

大洗駅インフォメーションはガルパン一色だ



3月14日は、大洗町の大型イベント「海楽フェスタ」とも重なり
大勢の観光客が大洗駅に詰めかけた。
同駅では、30周年記念乗車券やガルパングッズなどを販売するブースを設け
PRを行った。
鹿島臨海鉄道では、14日の茨城新聞に全面広告を掲載
「これまでいただいた皆様からのご支援をしっかり胸に刻み、これからも
お客様の立場に立った利便性の高い輸送サービスの提供に努め
沿線地域の発展に貢献してまいります」としている。