大阪集中神社めぐり!
さて、研修で大阪に降り立った僕だが
まず行ったのは大阪護国神社である。
すなわち、その土地の英霊の方々にごあいさつをしたいと
考えていたためである。
大阪護国神社は、大阪市住之江区にあり、なんば駅から
30分くらいであろうか。
住之江公園の大部分は護国神社である。
住之江公園駅から降りてすぐ
かなり大きい鳥居。
この大阪護国神社、創建は意外と新しく昭和12年(1937)である。
日支事変勃発に祭し、戦没者の追悼の場が必要であると
大阪府民の中から声が上がり、創建を見たのだという。
祀られているのは、大阪府出身ないし縁故の10万5000余柱。
特に大阪を中心に編成された第68師団は主に支那戦線で活躍し
江南作戦、常徳作戦などで輝かしい戦果を挙げた。
特筆すべきは、昭和19年に行われた大陸打通作戦に参加し
衛陽を占領するなど、戦争末期といえども帝国陸軍の頑強さを
最大限に見せつけた部隊の一つであったといえよう。
社殿は戦後につくられたもので新しいものだが
あちこちに慰霊碑があり、誠にしめやかな気持ちになる。
御朱印をお願いした時に宮司様と話したが
「神職はいろいろな人と出会えるから、世界が開ける」と
元気良く話してくれた。
続いて、住吉大社に行ってきました。
護国神社から徒歩で20分ちょっとでつく。
電車でいこうにも、直通電車はないので
歩いていったほうが良い。
さすが住吉大社は観光客が多い。
というのは、月初めの辰の日だからだ。
初辰=発達 ということだろうか?出店もたくさんあった。
住吉大社は、イザナギとイザナミの伝説に深く関わっており
イザナミを黄泉の国から連れ帰ろうとしたイザナギが
逆にケガレを受けて帰ってきた時、海で清めの儀式を行った。
その際に生まれたのが住吉大神として知られる
底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
表筒男命(うわつつのおのみこと)
の三神である。
また、神功皇后の三韓征伐の際、住吉大神の力を得て
新羅を倒すことができたという伝説もある。
そんなわけで、凱旋した神功皇后はこの住吉の地に
住吉大社を創建したのだという。
住吉三神に神功皇后を加え、住吉大社は社殿が4棟ある。
一宮から四宮とついており
どの建築技法も「住吉造」という独自のもの。
その理由もあり、社殿は国宝に指定されている。
このように、奇麗に社殿が並んでいるのが大きな特徴。
観光客が多いのと、御朱印希望者が多すぎて
御朱印をいただくのに数十分待ってしまった。
大阪の人は信心深いとは聞いていたが、確かにそうであった。
あと参拝させていただいたのは、大阪天満宮、大国魂神社であるが
あまりに長くなりそうなので割愛させていただくことを
お許し願いたい。