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金商法が改正、クラウドファンディングに道開く

さて、今国会においていろいろと
大切な法案が成立したことをご存じだろうか。
ともすれば、安全保障や外交問題ばかりに気を取られがちな
保守陣営も、国会で成立した法案を理解しておくことも必要だろう。


そんな法案の中で、一際目を引いたのは
金融商品取引法の改正だ。
目玉となるのは、「クラウドファンディング」の参入が緩和されたこと。
クラウドファンディングは、ネット上で投資家から資金を少数ずつ集めるというもので
現在では、復興ファンドや起業支援という形で
活用されていることが多いようだ。
復興が進むにつれて、わが国では起業熱が高まっており
中小企業庁が専門家の派遣依頼などができる「ミラサポ」というサイトを設けているほか
創業補助金も用意している。
とはいえ、国の助成制度とは別に、個人マネーによる
支援というのも活性化しているのが現状だ。
そこで、新興企業を中心に活用されているのが前述のクラウドファンディング
だが、これを実施するためには金商法により資本金5000万円以上を
義務づけられていた。それを今回の改正では1000万円に引き下げ
1億円以内のクラウドファンディングを集めやすくする。


悪質な業者も参入しやすくなるわけで
参院での付帯決議として、「業者を適切に監督し、投資家への注意喚起に努める」
とした。
何はともあれ、資金の流動化がさらに活発化していくことは間違いなく
それが地域発展の原資になるよう、業者はがんばってほしいものである。