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日本航空電子工業が60周年

航空・宇宙用電子機器製造、販売を手掛ける日本航空電子工業株式会社(東京都渋谷区、秋山保孝社長)
が8月20日、創立60周年を迎えた。
同社は、1953年1月に前身である日本航空エレクトロニクス株式会社を設立。
同年8月に現商号に変更し、本格的に操業を開始した。
『開拓、創造、実践』を企業理念に据え、航空機用の修理機器やオーバーホール事業を行ってきた。
1955年には、現在の主力製品の一つでもある、コネクタの製造を開始
ジャイロ機器や自動操縦装置の製造も開始し、航空機器産業の草分けに成長した。
1980年には東証一部に上場、現在は「Technology to Inspire Innovation」を
スローガンに、21世紀の豊かな社会づくりに貢献している。
9つの国内主要子会社、海外13社を擁し、航空電子グループを形成しており
コネクタは、PCや薄型テレビ、タブレットスマホにも使用されるなど
あまり知られていないが、われわれの身近な製品も手掛けているのである。
同社では、創立60周年を記念して記念配当を実施するほか
防災・学校教育・青少年育成事業の充実のため、同社中核工場がある昭島市
1000万円を寄付。なお、寄付は同社創立50周年、55周年に引き続き3回目。
また、技能士の取得奨励制度を導入し、技能士特級には50万円
技能士一級には20万円、技能士二級には10万円を支給する。
同社では、わが国における技術力・技能力の確保と、内製化を基軸とする国内生産の継続・強化
を行っており、それをさらに拡充する方針だ。


同社は、実はNECの関連会社でもあるのだが
かえって、両社の技術力を結集させることになるというもの。
国内注力を明確にしていることもあり、品質が落ちることはないだろう。
わが国の航空産業の屋台骨として今後の活躍を期待したい。