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ブロードメディアがクラウドゲーム発売へ

デジタルコンテンツ事業を手掛けるブロードメディア株式会社(東京都港区、橋本太郎社長)は
17日、同社関連子会社のGクラスタ・グローバル株式会社と共同で
クラウドゲーム事業を開始することを発表した。
クラウドゲームは、通常のオンラインゲームと違い
プログラムをすべてサーバー側で処理するもので、映像をストリーミングで配信することで
さまざまな形でゲームを楽しむことができる。
今回ブロードメディアが手掛けるのは、主に通信事業者へのプラットフォームの提供と
クラウドゲームの提供で、6月3日に株式会社NTTぷららが展開する「ひかりTVゲーム」に
プラットフォームとクラウドゲーム技術提供を行う。
また、ブロードメディアが開発した世界初のwi-fiクラウドゲーム端末「G-cluster」を
通じてクラウドゲームを提供する。
G-clusterの購入予約開始日は5月下旬を予定しており
価格など詳細は未定。


今回発表されたクラウドゲームは、実に画期的といえるものだ。
というのは、従来のオンラインゲームは一度ソフトをインストールし
ネットにつないだ上でソフトを起動する必要があった。
また、すべてオンラインで処理するゲームは一種のブラウザゲームがあるが
これは大容量のゲームを行うことができなかった。
クラウドゲームを導入することで、パソコンの容量を余計に取らずに済むほか
ソフトがインストールされていなくても、ネットに接続されていれば
いつでもどこでもゲームをプレイすることができるようになる。
今回発表されたものは専用の端末が必要だが、これがスマートフォン
ノートブックなどでも使えるようになれば、ゲーム市場はますます盛り上がるだろう。
懸念されるのは、クラウドを導入することでソフトの仕様をこちらでいじれなくなることだ。
チーター(システムをいじって不正にパラメータを操作するプレイヤー)が存在しなくなるのは
良いことだが、MODやスキンをプレイヤー側で導入することができなくなる恐れがある。
MODを導入することで、クソゲーといわれていたゲームが生まれ変わることもあるので
ぜひゲームメーカーはそのあたりの選択の余地を残してほしいものである。