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大和証券がリテラ・クレアに経営支援

大手証券の株式会社大和証券グループ本社(東京都千代田区、日比野隆司社長)は
29日、中堅証券のリテラ・クレア証券株式会社(東京都中央区、阪尾日出人社長)に対し
株式公開買い付け(TOB)を実施することを発表した。
これに対し、リテラ・クレア証券は取締役会を開き、TOBに対して賛同する意見を表明
TOBは成立するものとみられている。
リテラ・クレア証券は、2001年に今川三澤屋証券から現社名に変更
以降、インターネット証券に特化した形で業務を展開してきたが
慢性的な赤字に悩まされ、13年3月期の半期報告書では3.4億円の営業損失、経常損失2.8億円を計上。
12年期までは5期連続の赤字経営が続いており、12年12月には主力のインターネット事業を立花証券株式会社
に吸収分割することを決定したほか、一部店舗の閉鎖などの事業縮小を余儀なくされていた。
大和証券は、リテラ・クレア証券の全株式の8.68%を保有する第二位の大株主であり、役員を2名派遣しているなど
緊密な関係にあるが、リテラ・クレア証券の慢性的な赤字経営に対して
12年12月から協議を開始、大和証券が支援を行うことで決定したという。
ただし、インターネット事業については13年6月に事業を譲渡することが決まっていることから
対面販売に力を入れ、主に大和証券のノウハウを生かした商品供給強化などを行う。
TOBは2月4日から3月4日までを予定しており、応募者全員の株式を買い付ける。
取得費用は、およそ27億円を予定しているという。