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久々の新しい神社!

さて、今日は午前で仕事を終えて、午後に休みをもらったんだけど
午前はちょいと出張ってたんだ。そこで、久々の神崇連の活動をしてきた。
そう、最近活動はめっきり減っていたけど、新しい神社に行く機会がなかっただけで
参拝はやっていたんだよ。基本的に、新しく参拝した神社のみだからね。
今回伺ったのは、貴布禰神社
ここは住宅地の真ん中にあって、国道4号を加茂のほうに抜けて
ヤマザワの後ろの丘陵上にある。道が狭く、今の季節は道路工事で
なかなか通りにくくなっているのがネック。

鳥居は典型的な明神鳥居。平成12年に建築されたもので
非常に新しいものだ。
この神社は、宮城県神社庁によると、創建年代は不明であるものの
現在の利府町にあったのだが、塩竃、利府を経て当地に遷座されたものであるという。
加茂神社も塩竃からこの地に遷座されており、遷座時期は同じと推察される。
棟札は安永6年(1777)のものがあるため、その時期にはこの地にあったと思われる。
そのため、この周辺は加茂という地名である。
貴布禰神社貴船神社とも書き、本宮は京都市左京区に鎮座。
全国に約300社があり、祭神は高龗神(たかおかみのかみ)である。
神道辞典』によると、この神様は、伊弉諾尊がカダツチノカミを三段に斬った時に誕生したという。
同じときに、雷神・山神も誕生し、三柱神として同じく崇敬される。
そのため、この神社の敷地内には「山神」「雷神」の板碑もみられる。
実態は、竜神とされており、豊穣の雨を降らせ、大雨を止める神様として知られている。

この神社は、決して広くはなく、こじんまりとしているが
本殿を庇で覆って雪から保護しており、古い板碑を見ても
古くから多くの氏子が神社維持のために、身銭を切っていたことがわかる。
賽銭箱の前にはワンカップも置かれていたし、地域の方々が大切に思っていることもよく理解できた。
原初神道に近い神社は、人里離れた山中にあることが多く、パワースポットとしても非常に良い雰囲気を感じるが
いかんせん周囲に氏子がいないことが大きな短所であり、維持管理が難しいことがある。
このように、住宅地のど真ん中にあることで、地域の鎮守として密着することも
神社を存続させる有効な方法の一つといえるだろう。