白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

野村破たんの噂

大証券業界の一つにして金融業界の大物
野村証券グループが崖っぷちに立たされている。
野村ホールディングス(東京都中央区、渡部賢一社長)が破たんするのでは、とのうわさがマーケットを
駆け巡ったのは今月に入ってから。同社が欧州債務危機の煽りをもろに受ける形で
事前再建・処理計画の策定準備を金融庁から要請された。
これについて、近いうちに同社が破たんを発表する可能性が高いという騒ぎになっている。
某経済誌によれば、経営悪化にあえぐ野村ホールディングスを国内金融機関などが
買収に向けて動き出しているという。


さて、この情報はいささか眉唾と言わざるを得ないが
国内金融機関が極めて厳しい状況にあることは事実だ。
特に、銀行業のようなある程度安定した業務を行っていない
証券業界は生き残りに必死だ。
というのも、日本証券業協会によると、08年末に322社あった協会員が
今年11月の段階で293社と減少の一途をたどっているためだ。
リーマン・ショック東日本大震災、そして欧州債務危機と三重苦にさらされた
世界経済の投資マインドは、決して熱いとはいえないだけに
このような「噂」は野村HDに限ったことではないのだろう。