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Hoi2の魅力とは!

さて、また日にちが空いてしまったけど
こういうのはやらなくなると
もうやる気がなくなるので、空いても書かないと。
と思ったので書いてみる。
そんなメタなことはさておき。


そうそう、最近実は「Hearts of Iron2」にハマっている。
海外のゲームだけど、これがまた面白いんだ。
パワーバランスが極めてシビアな内容なんだけど
WW2前後の国家がとても良く表現されている。
「なぜ日本は勝ち目のない戦争をしたのか?」という人は
これやればとてもよくわかる。石油はアメリカ頼みだったのに
禁輸措置取られたら正直、南方の油田地帯に向かわざるを得ない。
独ソ戦に乗っかって対ソ戦やっても、シベリアとか資源ないから進めない。
それなら一発アメリカにお見舞いして、講和に持ち込みたいというのは理解できる。
実際はゲームのように甘くはないわけなんだけどね。
操作性も難しいから、慣れるまで非常に時間がかかる。というかコアユーザーだけが
楽しめるという、日本では売れないだろうゲームだ。


○世界の広さがよくわかる!
Hoi2」ではプロヴィンスといわれる、地域が集まって国家を形成している。
一つ一つ現在の地域と同じように名前がついていて、地理の勉強にもなる。
ソ連の地名は「〜スク」だの「〜ロフ」だのばかりだから覚えられない)
プロヴィンスには工場、石油、鉄鋼、希少資源、人的資源、電気を産出するものもあるので
産出量が豊富なプロヴィンスを持つ国家は有利に進めることができる。
つまり足りない場合はそれらを奪ってしまえばいいわけだ。
ただし、世界は広い!プロヴィンスの数は1000以上あるから世界征服は困難だ。
ソ連だけでも200近く支配してるから、対ソ戦は泥沼化すること必至だが
ソ連を屈服させた時の自国領の広さに充足感を覚えることができるだろう。



○幅広い兵器!
陸軍だけでもユニット(戦術単位は一師団)がたくさんあって、歩兵から騎兵、戦車も軽戦車から重戦車まである。
最初は歩兵と戦車くらいしか使えないけど、研究していくと使用できるユニットが増えていくわけだ。
その研究も、実在のメーカーや研究機関などを使って進めていく。
日本では三菱重工や川崎航空機など、ドイツではユンカースやモーゼル社などを起用できる。
さらに研究ではドクトリンを進化させることができる。基本的な戦術論のことを言うが
陸海空軍での戦術・戦略を研究することでユニットの効率的な応用が可能になる。
これらのユニットをどのように生産し、運用していくかが鍵となる。


○政治的駆け引き!
戦争ばっかしてるわけじゃない!
外交での駆け引きも重要だ。Hoi2では枢軸国、連合国、共産国の陣営に分かれる。
もちろん陣営に加盟しないで独自の道を進むこともできるが
味方は多いほうがいいって場合はどちらかの陣営に入ることが得策だ。
陣営に与すれば、その陣営に入っている国が開戦した場合否応なしに巻き込まれるので
それも注意が必要。
四大国(アメリカ、イギリス、ソ連、ドイツ、日本も?)が近くにある場合は
怒らせないように顔色を伺うこともある。貿易協定を締結することで不足している資源を
輸入することができるし、相手に有利なレートで貿易を行えば友好的になる。


○国内統治もカギ
このゲームで国家の基本は、IC(工業力)だ。これによって兵器の生産から何から賄う。
しかし国家には当然国民がいる。彼らの不満度を抑えるために生活水準を維持しつつ
軍備を整えなければならない。しかし世論というものは必ずあるわけで
国家によっては、戦争支持の集会が開かれたり、クーデターを起こされたりする。
また国家体制も調整することができる。右翼が左翼、統制経済自由経済などを選ぶことで
全体的なイデオロギーを構築する。例えば、右翼であればファシズム(とも言い切れないのだが)
専制独裁、社会保守主義などの政体になり、イデオロギーの近い国家とは仲良くなれる。
干渉主義が低い民主国家であれば、軍事同盟を結ぶことはできない。
国内統治と外交をどう折り合いをつけるかというのも進めていく上で必要になる。


○実在のデータ、資料が多い!
ここが一番のキーポイントといってもいいかもしれない。
当時のデータが忠実に復元されているのも魅力の一つだ。
WW2前後の国家も用意されている。チベット、ネパール(ただしイギリスの傀儡国)
中南米ではグァテマラ、コロンビアなど多くの国家が用意されている。
小さい国は、傀儡国となっている場合が多く、資源や軍隊を提供しないといけないなど
奴隷的な扱いを受ける。あ、もちろん朝鮮半島に国家はありません。
国家には、元首、政府首班、外務大臣、軍需大臣などの閣僚ポストがあり
いかなる小国といえども誰かしらがそのポストについている。
閣僚ポストにつくとその人物の能力に応じたボーナスを得ることができ
その人材も「誰こいつ?」という人からメジャーな人まで揃っているから驚きだ。
例えば、アフガニスタンの元首はザヒル・シャー国王だし、閣僚もwikiに載ってないような人ばかり。
内戦や新国家樹立で表舞台に出る人もいて、スペイン内戦で敗北したスペイン共和国の
マヌエル・アサーニャ蒙古連合自治政府のデムチュクドンロブなど
ゲームの展開次第では出ないままな人も。
さらに、師団を率いる将軍の数にも驚かされる。例えばドイツではグデーリアンマンシュタイン
といった機甲戦術のプロだけでなく、当時の将官が写真つきで登場。
熱い戦いを繰り広げる。


このような細かい設定と綿密なデータがウリのHoi2
今なら廉価版もありお手頃価格で楽しめる。