白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

試作大手のアークが債務超過

サンプル・試作モデリングを手掛ける株式会社アーク(本社大阪府、荒木壽一社長)
は22日、債務超過の状態にあることを確認、上場廃止の猶予期間に入ったと発表した。
同社が5月20日に発表した決算短信によれば、売上高は前年同期比マイナス19.7%の
981億円だったのに対し、営業利益は28億円、経常利益は17.5億円だった。
しかし、当期純利益は98.2億円の損失となったことで
70.1億円の債務超過の状態に陥ったことを確認。上場廃止への指定替えの猶予期間入りとなった。
ただし、6月23日には同社の債権を株式会社企業再生新機構が買い取る決定がされる予定で
その決定如何により、アークの株式は東証一部から二部へ指定替えとなる。
また、同社では総額205億4千万円の債務について株式化を図った上で
最大28億1千万円の債務放棄を金融機関らに要請。さらに総額90億円の第三者割当増資を
行うことで債務超過を回避、経営の建て直しを行うという。


同社の決算書を見て、こりゃ酷いとびっくりというよりあきれ返った。
5期連続の損失って、これは震災関係ないだろうし
回復基調にあったのなら、その流れで黒字化の達成は可能だったはずだ。
つまり、企業の体質に問題があるといわざるを得ない。
速やかに抜本的なグループ再編が求められるところだし
経営戦略も見直す必要がありそうだ。