白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

組合は労働者の声を代弁せよ

今日は実はメーデーだった。
それで、山形に行った時に県労連やら連合やらが
集会を行っていたということだった。
俺は彼らが純粋に労働者のために運動を行うことについては
まったくその趣旨に同意する。腹に据えかねるのは
組合費を取っていながら、それで食ってるやつがいる
即ち労働貴族の問題であり、さらに政治や個人の思想への介入である。
労働者は、常に経営側との折衝、時に戦いにおいて保護されるべきであり
その地位は法律によって保護されなければならない。
極端な話いくら無能な社員がいたとしても、その社員を使えないからと
解雇するのは反対だ。なぜなら、その社員を入社させたのは
何を隠そう企業側であって、企業に合わないというのは
他でもない人事の責任だと思うからだ。
幸いにも企業にはいろいろなセクションがある。だからこそ
その人に合った仕事は何だろうとマッチングするのも人事の仕事だろう。
ただ、それは大企業の話で、中小企業にとっては死活問題であったりする。
であるから、組合が労使の間に入り、双方の納得できる働き方を
提案するというのも大事な使命の一つではないだろうか。
時代が移り変わり、労働形態が多様化するに従って組合の使命も
当然多様化しているものだとばかり思っていたが
やることは変わっていないように感じる。
組合側も「労働組合というのが古いと思われている」と
わかっているのに手を打たないのだ。だからこそ労働者の権利は
おざなりにされて、若手は通常の労使交渉ではなく
より過激な無政府的な方法を選ぶのではないか。
組合は、労働者が一体何を求めているのか
ベアか、ノルマの削減か、仕事をしやすい環境か
しっかり把握するべきだ。それを踏まえたうえで
経営側にしっかりと要求を突きつけることで労働者は
モチベーションを高めることができて、組合運動に意義が出来るのではないか。