白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

くたびれたねさすがに。

今日は晴れ、やや暖かい。
うーん、どうも最近疲れがたまっているような。
主に精神的な面で。それを実感したのはまさに今日だった。
いろいろと業務が開始されるのが今日からなのだが
連絡をとってみると、担当の方が亡くなっていたり
行方不明になっていたりということがあって
空しい気持ちになった。
つい考えてしまうね。人の死が身近になってくると
自分はどうなんだろうって考える。それが死生観
すなわち、どのように死ぬかってのを考えながら生きるというものだが
結局は現実逃避に過ぎないのではないか、とか。


それにしても死者行方不明者2万人超。
俺もぶっちゃけ実感なんか沸かない。
瓦礫の山、自動車の山を見てきてすらそう思う。
じゃあこういう考え方ならどうだろうということで
北野武さんがこういう言い方をしていた。
「2万人が亡くなったという一つで出来事としてとらえるのではなく
 1人が亡くなった事件が2万件起こったと考えるんだ」
これこそ真理だと思った。普段なら1人が亡くなるというだけで
大きな事件だ。であるなら、それが2万件起こったとすれば
それはどれほどのことだろう。
今、原発がヤバいとか世間で大騒ぎだ。
現場じゃ作業員の方が命がけの冷却作業を続けてきた。
そんな努力が無駄になるわけないじゃないか。
現場を信じて俺は宮城にいる。東京に逃げよといわれても
俺は絶対に動かないぞ。