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ザ・コーヴはなぜマイケル・ムーアに勝てないか

今日は晴れ、やや暑い。
暑いには違いないんだが、今日は晴れたから
さほどジメジメせんで、純粋な夏だった。
しかし、この季節は苦手だなぁ。
僕は服を着込むのが好きなので、半袖とかあまり…。


今日の取材は、いやはや…実に急に入ったものだから
大慌てだった。で、最近気になるのは
代理がまともな服装をし始めたことだ。
クールビズとなると、真っ先にラフになる代理が
スーツを貫きとおしていた。
いや、正直もうしんどいよ。スーツはよ。
でもまぁ、俺はまったく知らないことを教えてもらったから
有意義だったな。
この世の中には、俺の知らないことが満ち溢れている!!
ちなみに知らなくてもいいことはいくつかある。
ザ・コーヴの内容とかね。
監督だの、配給会社だの表現の自由を壊れたテープレコーダー
のように繰り返しているけど、問題の「盗撮」についての
回答がまったくなされていない。いや、表現の自由は侵害してねえよ。
マイケル・ムーアなんかは、しょっちゅう無断で撮影したりしてるけど
彼のうまいところは、撮影に注意を向けさせないところにある。
例えば警備員が出てきて
「撮影は禁止だ」というだろ。
ムーアは「社長に会いにきたんだ。会わせてほしい」
警備員「社長はいない、アポ取ってるのか?」
ムーア「社長の役員報酬には僕たちの税金が入ってるんだ」
警備員「俺に言われてもわからない」
ここまでくれば、もはや撮影云々よりもムーアを何とかしたい。
そんなわけで、増援が来たり、警察呼ばれたりで大騒ぎになる。
そこまでになればムーアとしちゃ成功だろう。
あと、ムーアのスタンスとしては、まず自分が無知であることを
装って話しを聞く。で、質問で段々と本質を明らかにしていく。
デリバティブのメカニズムを知りたい?
じゃあNY証券取引所にいこう!
いや、これは筋が通ってるよ。実際行ってみて質問に答えない
職員は極めて悪いやつに見えるだろ?それは正解だよ。
ザ・コーヴは、イルカ漁を批判したいなら、まず水産庁とかに
話を聞きにいったんか?そういうリサーチをしていないだろ。
つまり自分たちの妄想を盗撮を用いて勝手に押し付けているだけに過ぎない。
だから俺はこんなものドキュメンタリーとは認めないし見たくもない。
「見てもいないのに批判するな」という人に聞きたい。
盗撮、妄想映画に何を見出せというのですかな?