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刎頚の交わりに学ぼう

今日は晴れ。やや暑い。
えーと、朝は雨で、後に晴れて
急激に温度が上がった。
それで、天気予報によると夕方に最高気温を記録したそうだ。


ちなみに、これ昨日投稿しようとしたんだが
はてなのサーバーが落ちていた。
増強したばかりなのにすぐ落ちるとはこれ如何に。


今日は、取材っていうか
いろいろな折衝なんかで忙しかった。
ま、単に使いっ走り的なものなんだけど
こっちもこっちで、助かってるし
こういうのは、やはり持ちつ持たれつだし
なんだかんだで親近感は湧いてくるもの。
例えば、まったく立場が違えども
「うん、わかるわかる!」的なこともあって
人間的に尊敬できるよ。そういう人には立場上対立してる時でも
「いやぁ、どうにか穏便に済ませたいものです」というわけで
相手もそこらへんのメリットを考えると、大抵うまくいく。
逆に、いくら仲が良いように見えても
心の中では、まったくとんでもないヤツだ。
なんてこともある。それを表に出すと、結局内輪もめだし
双方にとってマイナスには違いない。
しかしながら、どこかで衝突するのは避けられない。
こういう話がある。


趙国の大臣・藺相如と将軍・廉頗は、同じ趙国の臣とはいえ
両者は考え方も、キャリアも違っていて、廉頗は成り上がり者の
藺相如を口先だけの男だと嫌っていた。
ある日、藺相如と廉頗が道端で出くわした時
藺相如は廉頗に道を空けた。藺相如の家臣は落胆して
主人に抗議に言ったのだが、彼の曰く
「わが国の軍事は廉頗将軍にかかっている。私たちが対立し
 内輪で揉めていては、秦の思う壺ではないか」と。
それを知った廉頗は、自分が感情のみで藺相如を嫌っていたことを
この上もなく恥じ、裸になって藺相如に鞭を差し出し
「今までの無礼を詫びたい。どうか自分を鞭打ってほしい」と
願った。しかし、藺相如は逆に服を着せて、懇ろな言葉をかけた。
それに感動した廉頗は、「私はあなたのためならば、首を斬られても本望である」
といい、藺相如も同じように言った。
この二人がいたおかげで、以後隣国の秦が趙に攻め入ることはできなかった。
これを「刎頚の交わり」というが、彼らは立場の違いを乗り越えて
真の仲間を手に入れたのである。



まったく羨ましい話であろう。
組織とは、いろいろな考えの人が集まる。
従って、そういう内紛は起こりうるわけだが
いかに抑損することができるのかという人は
なかなかいないものである。
そういう意味では、立場の違う人であっても
互いに尊敬できるのであれば、それこそが友情である。