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ウィルコムが会社更生法申請、負債総額2060億円

通信業大手で国内唯一のPHS事業者であるウィルコム(本社東京都港区、久保田幸雄社長)が
本日、東京地裁会社更生法の適用を申請した。負債総額は2060億円で
通信業者では過去最大。
同社は04年10月に?ディーディーアイポケットから事業を移管されたことから
現商号に変更。通話料の安さやPHSでの音質の良さを向上させた。
しかし、いわゆる移動体通信のトレンドの流れについていくことができず
本業のPHS事業も契約者数が減少傾向にある中で
設備投資費もかさみ、借入金が重荷となっていた。
09年9月には、事業再生ADRに基づき、借入金などの返済について
債権者や金融機関と協議したものの、難航。
そんな中、企業再生支援機構ソフトバンクやアドバンテッジ・パートナーズなどが
スポンサーとして急浮上、そのためには法的整理による
再建が必須と判断されたため、今回の措置となった。


というのが今回のウィルコムの話。
元々、同社がカーライル・グループが出資して設立されたこともあって
というか、今でもカーライル・グループが60%出資してるんだっけ?
あぁ、それから京セラが30%。
それで、京セラは今回の措置で、売り掛け債権153億円が取り立て遅延か不能になると
発表している。
それだけで済むかっていうのも気になるところだが。
しかしどちらにしろ、この影で暗躍する投資ファンド
そして、通信業界はどう対応するのか注視する必要がありそうだ。