排外主義とは何だろう
去年の衆院選で民主党に大敗を喫し、下野した自民党が
平成12年に設立させ、平成16年から公明党に配慮して
休眠状態となっていた
「外国人参政権の慎重な取り扱いを要求する国会議員の会」(平沼武夫元経産相)
の活動を再開させることが、産経新聞によって明らかとなった。
復活させるのは20日からで、民主党の外国人地方参政権付与に反対していくが
会長である平沼氏は自民党を離党しているため、会長に留まるかは不明。
このニュースは、見る人によっては「自民GJ!」になるか「白々しい!」となるか
だと思うわけだが、外国人参政権については俺も現段階での反対を明確にしておきたい。
というのは、要件次第や法案の内容次第では、賛成もするかもしれないからだ。
例えば、2億円の投資を国内株式・債券・商品現物に対して行っていることや
政治・宗教的活動を行う団体の構成員ではなく、禁固以下の刑に処されていないこと
そういう要件を満たした在日外国人だけ付与するのは問題ないかもしれない。
もう一つ。
外国人参政権付与に反対する人々に対して「排外主義者」「人種差別主義者」との
声が聞こえる。
確かに、「朝鮮人は帰れ!」とか「キムチ臭いんじゃ!」とかいう抗議行動は
差別的といえるだろう。しかし、反対している人々は全員が国を思っているに過ぎない。
従って、国益につながるようなものであれば
中国との文化交流やビジネス交流も歓迎しているのである。
こういう人たちも、韓国人の売るキムチを食べるし
台湾出身のリン・チーリンを見るし、ガーナ出身のゾマホンをおもしろいというだろう。
しかし、線を引くべきところというのは必ず存在する。
それは政治だ。
政治は、必ずその国の国民が責任を負って行わなければならない。
だから、海外に長期滞在する人は住民票を移すため、投票権は与えられていないのだ。
それほどまで、政治への関わりは慎重にしなければならない。
これは排外主義でも何でもない。