白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

ダイヤモンド社元会長の話を聞いてきた。

今日は晴れ、かなり冷える。
今日も寒かったんだけど、段々慣れてきたな。
これが冬生まれの強みでもあるわけだが。


さて、今日は同僚の仲間と連れ立って塩竈へ。
で、商工会議所で
新春セミナー「転換期を迎える日本経済 勝ち残る企業の条件」を聞いてきた。
講師は、ダイヤモンド社の元会長、岩佐豊氏だ。
岩佐氏は、まず日本経済は、人口構造図を見れば10年先、20年先がわかるという。
つまり、1970年の日本の人口構造図は、菱形である。
それは20、30代の若い層が多いということを表しており
彼らが一生懸命稼いで、消費も多いから経済は活性化する。
今の日本の場合、2015年まではホットな経済状態だという。
アメリカの場合、日本の人口と違って、経済の成長が始まる時期と
一旦不況に陥って、また上昇トレンドになった時、主役が違うという。
80年代は百貨店やデパートが主役だったが
その次の経済成長期では、ウォルマートやKマートなどのディスカウンターであり
GMSでもある。では、次は何か?って話になる。
しかし、最も気になったのは、これから日本には中流層が一気に減り
富裕層と下流層が増えるということだ。実際、経済の二極化は進んでいるだろう。
だから、商売をする人は富裕層を狙うのか、下流層を攻めるのかはっきり
方針を固める必要がある。中流を攻めるのであれば、他社はダメだが自社は生き残る
という確固たる決意が必要とのこと。
さらに恐ろしいのは、下流層よりもさらに低い層が生まれつつあるという事実。
俗な言い方をすれば、イトーヨーカドーですら買い物ができない層ができる。
だが、日本では最低賃金が定められているし、生活保護もあるわけだから
全世界の中でもデフレの進行が遅い。
とはいえ、移民受け入れなどによる安い労働力が入ってくると
さらにデフレを進む恐れがあり、ますます物が売れなくなる。
企業は、そういった変化に常に対応して
どこを攻めるのか、という方針を徹底させることが大事だということだった。


なかなか面白かった。企業ブランドの話もされていたが
シャープの考え方とは全然違うんで、いろいろな切り口があるのだと
実感した次第。
本当に、我々はこういう経済問題には興味を持つことから始め
常に危機感を持ちながら生活することが大事だ。
国の財政政策に任せても良いことと、自分で何とかすべきことの
区別をつけ、この経済問題から将来を予測し、リスクを分散やローンの見直しなど
家計でも対応しながら、この時代を生きていくほかないと思う。


そうそう、あと同僚のHさんのご希望にて塩竈神社へ。
ちゃんと正しい参拝ができる方だったので感心した。
寒かったけど、楽しかったね。