白雉日報社公式ブログ

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「あたまわる」はハートフルゲーム

今日は晴れ、やや冷える。
年末は天気が崩れて、広い範囲で
雪になるであろうとの由。
本来であれば、冬らしいと風流に思うところだが
仙台ももはや雪国ではないので、交通の不便さのみ
露呈される。
実際、この前雪降った時の事故の多さときたら!


あたまわること、ツンデレーションを攻略してしまった。
なんという最速。手持ち無沙汰になるとついついプレイしてしまうっていうか
レベル上げはまったく苦にならない俺には
やりこみゲーがお似合いってわけだ。
クリアしてみて、まず思ったのはなんだかんだいって面白かった。
一番は、アンジェラのフラグブレイカーぶりに感服した。
何か困難に直面すると、とりあえずそれを解決する方法を知ってそうなヤツに
会いにいくとか、アイテムを取りにいくってのが王道なのに
めんどいから、クリアしたことにしてしまうとか。
自分が言い出したことで実現しないことがないから、どこのハルヒだよって
思ったりするが、なぜかアンジェラに人徳があるっていうのは
斉の景公みたいなもんで、慢ではあるが暴ではないということだろう。
例を出すと、アンジェラが家臣に不老長寿の薬を持ってくるように命令したとする。
当然手に入るはずもないから、それを報告せざるを得ない。
「暴」であれば
「探し方が悪いのよ!死刑!」
となる。これは家臣もたまったものではない。
一方、「慢」であれば
「まぁいいわ、そう簡単に見つかったらありがたみが薄れるし!じゃあ次は…」
となる。この場合注目したいのは、命令が守られなかったことを
家臣の能力のせいにするのではなく、命令のハードルが高すぎたことを
実感していることである。これは、家臣の能力を高く買っていて
自分の命令を遂行しようとしてくれたことへの評価が現れている。
そうであるから、家臣も次こそはこのわがままな主君の命令を実現したいと
思う動機付けになり、君臣の一体感に繋がるのである。
そういう意味で、このゲームは人と人との信頼、絆を考える
ハートフルな作品であるといえるだろう。