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アイフルが事業再生ADR手続きを申し込み

経営難に陥っている消費者金融大手の株式会社アイフル(本社京都府京都市、福田吉孝社長)が
事業再生実務家協会に事業再生ADR手続きの申し込みを行い、正式に受理された。
同社によると、提出した事業再生計画書によると


1、消費者金融アイフル信販事業はライフに集中。
2、営業拠点の統廃合
  アイフル有人店96→30程度 無人店837→650程度
  ライフ11支店全廃、ライフカード15→2

3、2つあるコンタクトセンターを関西コンタクトセンターに集約
  ライフもまた同様。
4、サービサー部門の統廃合
5、本社機能・間接部門の統廃合


となっている。当然希望退職やリストラは推進していく。
これを見ると、本当になりふり構わないという姿勢が見てとれる。
となると、恐らくこの再生は可能かもしれない。
しかし、ここまでクビ切っておいて企業としての信用はどうだろうか。
「所詮サラ金だし…」というネガティブイメージが更に広まる結果に
なることは考えないのだろうか。
首切って再生は一番スタンダードなやり方だが
俺は何とかコスト節減だとか、役員報酬のカットとか
或いは従業員の賃金カットしてでも、首切りはしたくないね。


ちなみに事業再生ADRとは、法的整理と違い、私的整理とよばれるもの。
つまり、裁判所が強制的に資産保全を行ったり、債権者の利益が尊重されるのと違い
経営者や株主、債権者などすべての当事者の合意を得て行われる。
この場合、金融機関のみに対する返済期日延長など金融支援の交渉が行われるが
その間、法的整理・弁済受領・強制執行、仮差押などは一時停止される。