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ケネディクスの復活

不動産投資中堅のケネディクス(川島敦社長)が今年2月に発表した中期経営計画と
アセットマネジメント業務強化について現状と今後の方針を発表した。
その中で、同社は受託資産残高やバランスシートのスリム化など
一定の成果を出しつつあるものの、経営基盤の強化を更に進めていくために
アセットマネジメント業務を更に強化していくとした。


1、受託資産残高の強化
○KDX豊洲グランスクエアの売却、アセットマネジメント業務受託
カーライル・グループ投資ファンドからアセットマネジメント業務(約240億円)
      ↓
受託資産残高は9000億円超えへ


2、バランスシートのスリム化
○総資産4338億円(08年6月)→2128億円(09年6月)たな卸し資産1000億円切る
新株予約権社債の発行登録を行い、柔軟に対応。


3、安定的な収益構造
○、棚卸資産の中で長期保有を予定している約700億円の物件について、固定資産に振替


ちなみに、たな卸し資産というのは要するに在庫だな。
販売用不動産は、価値が段々と減っていくのだが
これの取得原価と時価を比較、より少ない金額を業績に影響させろというのが低価法だ。
そうすることで、その企業の不動産にどれだけの価値があり
どれだけのリスクがあるのかを知ることができる反面
時価次第で企業活動に大きな影響を及ぼすこともある諸刃の剣。
ところが長期に保有するのであれば、販売用のものとは見なされず
固定資産に振り替えされる。


しかし、ケネディクスはなかなか良い仕事をする。
だから大好きなんだけどね。
がんばれよケネディクス