白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

親友といえども、甘言ばかりではただの依存である。
とはいえ、諫言の本意を理解できなければ
遺恨となる。それはお互いにとってとても不幸である。
今頃すっかり凹んでいると思う友人に捧ぐ


斉の景公には、お互い意気投合するお気に入りの側近がいた。
「あいつとわしは、とても和するなぁ」と喜んでいた。
ところがその話を聞いた宰相の晏子はこのように言った。
「あなたと彼は和しているのではありません。同じているのです」
「どう違うのか」と景公は怪訝そうに尋ねた。
「彼はあなたに合わせているだけで、うわべだけの付き合いなのです。
 熱湯に熱湯を入れるだけで、美味しい羹(スープ)ができるでしょうか」
と、晏子は答え、景公も「そのとおりである」と頷いた。
このように、人に合わせることはもちろん必要なことであるが
時に辛いことや、苦いこともあって初めて真の友情とは生まれるのである。