白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

最近、「映像の世紀」をまた見ている。
2年くらい前にやってたのを録画したやつだけど、なかなかいい。
俺はNHK最大の傑作だと思っているけども、特に加古隆の音楽とか。
それに、観点がとても中立。
ナチと日本軍の侵略もあったけれども、一方できちんと
アメリカの原爆使用にも触れているし、フランスでのナチシンパに対する虐待行為も
触れていて、決して一方だけに偏るようなことはない。
にしても、ナチの影響下にあった国ってのは気の毒だよな。
例えば、フィンランドなんかは過酷だ。
この国は独立したばかりで、まだこれからって時に世界大戦に巻き込まれた。
ソ連が食指を伸ばしてきたわけだが、フィンランド政府は毅然と対応した。
こういう時、ソ連はいちゃもんつけて戦争を始めるわけだが
フィンランドのマンネルヘイム元帥はガチで名将だった。
ナポレオンでいうミュラとか、ドイツ帝国でいうルーデンドルフみたいな人だった。
そんで、思わぬ抵抗を受けて、ソ連軍は甚大な被害を受けたが
多勢に無勢、フィンランドは講和を結ばなきゃいけなかった。
国民がこの恨み、晴らさでおくべきか!と思うのは必至だが
そこへナチスが近づいた。で、ナチと同盟を結んでだけど
領土回復のために再びソ連と戦った。だが、また負けてしもうた。
フィンランドはあくまで、奪われた領土を奪い返そうとしてソ連と戦っただけだが
連合国はフィンランドを枢軸国ととらえ、国際政治の中でさらに厳しい立場に追い込んだ。
さて、このソ連を相手とした「ラップランド戦争」では
あのエイノ・イルマリ・ユーティライネンもフォッカーD21あるいはバッファローで出撃しており
この固定脚で、時速395kmという、九六艦戦にも劣る酷い代物だが
これで、34機も撃墜したってんだから大したもんだ。
でもきっと、こういうやり取りがあったはずだ。
隊長機「ユーティライネン!あのヤーボは任せるぞ!」
ユー「ムリ(・×・)ダナ」