白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

「落日燃ゆ」を見た。
先日放送された、テレ朝50周年記念のドラマだが
広田弘毅にスポットを当てるという、テレ朝らしからぬドラマだった。
とはいっても、元は城山三郎さんの小説が原作なんだけど。
しかし津川雅彦吉田茂はどうかと思ったね。
津川さんは「憲法はまだか」で松本蒸治役だったし
吉田茂役は鈴木瑞穂さんだったから、被るんだよな。
あのキャストはマジ神でしたよ。ええ。
「落日燃ゆ」でも裁判の再現は良かったね。
大川周明の末期の様子がそのまんまで笑えたし、荒木貞夫の帽子なんて
あれそのまんまじゃないか。
あと、松井石根とか見ててすぐわかった。すっげw
ただ、史実と違うのは2・26事件と永田事件だ。
永田事件では相沢三郎が突然入ってきて、突然斬りつけているが
史実では、相沢が永田軍務局長に直談判したんだが
永田に逆に叱責されたことに腹を立てて斬り付けているし
2・26事件は全然違う。
鈴木貫太郎は寝ているところを撃たれているが、実際は
既に起きていて「君たちはどこの部隊だ」「決起の理由は何か」
と質問した後に「時間がありませんので」と言われ
「仕方ありませんなぁ、お撃ちなさい」と言って撃たれた。
あと、岡田啓介が遁走と字幕が出ていたが
実際は女中の部屋の押入れに隠れていただけ。
反乱軍の脇をすり抜けるような真似はしていない。
斉藤実と高橋是清も詳細は違うな。