白雉日報社公式ブログ

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公益法人改革ってのは今年の10月から施行されたんだが
中間法人とか、公益法人というのもすべて廃止しちまって
財団法人か社団法人の2つにしようということで
その中には一般法人と公益法人の2つがある。
公益社団法人一般社団法人の2種類が存在することになるわけだな。
しかも、社団法人に関しては、原資ゼロでも設立できるようになった。
人数も建前上は1人でもおkなんだが
理事会とか、評議会、監事が必須だから何人か必要になるな。
財団法人は、原資が300万円必要。


じゃあ公益と一般の違いって何かっていうと
一番の違いは、まぁ儲けのない会社みたいなもんで
収支相償が原則。つまりトントンじゃないといけない。
つまり、元々100万円の原資があったとして、その年度の
歳出が90万円だとしたら、それはその次の年度までに消化しないと
いかんわけだ。
それも全体ではなく、事業一つ一つに適用されるから
かなり厳しい会計基準となる。
さらに、公益の基準が曖昧で、各自治体の裁量次第。
ある団体で、祭りのボランティアやってるんだけどって時に
盆踊りならおkだが、ジャズフェスはダメだったという笑えない話がある。
じゃあ、こんなの意味なくね?
と思いたくなるところだが、これは財務省が乗り出した改革で
つまり、官僚が天下った公益法人に何千、何億という金が助成金として行く
ケースが多発して問題になったが、つまりその埋蔵金を出してしまおうという
狙いなのだ。それで、そのままなら税金取れるしね。
でも資産というのは一概に現金だけともいえないわけで
例えば不動産1000万円あったとしたらどうなんだ?
次の年度までその不動産をどっかに寄付するか売却して
さらにそれを何かに使わないといけない。これは事業継続に不安だよな…。
しかし一番の問題はだな
作った本人もわかっていないというところだ!