白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日は晴れ、やや冷える。
とはいえ、もう毎日が寒くなってくると逆に
体のほうが耐性ができてきて、10℃でも暖かい感じ。
しかし、これからまた寒くなりそう。
そんなわけで、俺は今日コートの類を着用せずに出かけた。


さて、今日はHermit氏と共に。
彼が以前、デジカメをポシャったもんで塩釜神社に行っても
かんなぎ」の絵馬を探したり、巫女さんを眺めたりとか
そういうことしかできなかったもんだから
今回もまた、寺社を巡る旅と相成った。
まずは、竹駒神社へ。
ここは岩沼市にあって、まぁ結構な長旅なんだが
初詣にはここ2年ほど通い詰めている。
ここは日本三稲荷の一つで、狛犬が稲荷だ。
というか、狐は神様の乗り物だから、正確に言えば
狐は神様ではないんだがな。眷属みたいなもんだ。
ところで、ここは山門がかなり絢爛豪華な建築様式で
江戸初期の安土桃山建築から脱した味わい深いものになっている。
漆や金箔を使う安土桃山建築の豪華さを控えめにし
その代わりデザインの部分で工夫を凝らし始めたのがこの時代の特徴だ。
組段の部分や木鼻なんかは非常に複雑になっている。
しかし惜しいかな。行ったらば有名な唐門が修復工事中だった。
そんで道が狭くなっている。
これは何万人の客で賑わう初詣には、ちょいとした難関になるだろう。
拝殿の広さもここは魅力的。
唐破風は安土桃山建築によく見られる様式だが
ここでも絢爛豪華な唐破風を見ることができる。


ここで揚げまんじゅうを買ったが
パサパサで冷たくなっていたのであまりおいしくなかった。
揚げまんじゅうはやっぱ揚げたてが一番だよ。


その後、黒い本屋だとか2番目の道などへ行くが
そこで思いもよらぬハプニングに巻き込まれようとは
その時全然気づかなかったのであった。


さて、その後は賀茂皇神社へ。ここはバスの行き先によく
「賀茂皇神社行き」というのは見かけるが実際行ったことはなかったので
ついでに行くことにしたが
神社自体は凄く小さい。しかも明治以降の新しい建築。
いや、歴史自体はとても古いんだけどね。


そんで次に、陸奥総社宮へ。
ここは多賀城政庁跡のすぐ近くにあるが
これも実際行ったことはないのであった。
Hermit氏が「菊地さんたちと行ったことがある。凄くしょぼかった」と言い張るが
俺はそんな記憶はなかったので、じゃあ実際行ってみて確かめようとなったのだが
やはりHermit氏の記憶違いで(というかあのへんは神社がいっぱいある)
すごく立派な神社なのであった。

この陸奥総社宮は名前の通り、古代から陸奥の神社を統括している神社で
入り口には下位の神社が一覧されている。
とはいえ、全部がそういうわけではなくて
延喜式」に記載されている部分だけでつまり、平安時代以降に創建された神社は
下位に入ってはいない。
例えば奥州一ノ宮である塩釜神社とか、本社が別の場所にあったが
分社されてきた白山神社や稲荷神社である竹駒神社(稲荷神社の本社は伏見稲荷神社だ)
大崎八幡宮(ここの本社は宇佐八幡宮)などは入っていない。


さてその後、ファミレスでだべっていたらば
ふと気づいた。
「…免許証どっか行った」
あれ?あれれ?胸ポケに入っていないのだ。
カバンにも入っていないし、あるとすればあそこだ。
2番目の道。あそこでスーツを試着した際にジャケットを脱いだ。その時だ。
慌てて店に電話して探してもらうように言伝て
俺は店に向かうことにしたのだが
Hermit氏は試着の間、俺のジャケットを預かっていたから
責任を感じてかなり凹んでいた。いや、見つかればそれでいいのに。
で、Hermit氏には気にしないで帰宅するように行って
俺は2番目の道に行った。そんで店員の許可を得て探したら
あったんだぜ!俺の名刺入れは黒いから、黒のジャケットの上に落ちてわからなくなっていた。
あぁ、よかった。戻ってきただけで俺は満足だ。
誰かに拾われてサラ金で使われたりしたら自殺もんだ。
そんなわけで、Hermit氏には気にしないように言ったのだが
頑として聞き入れない。自分の責任だと。
別に無事戻ってきたんだからいいのに。些細なことだ。
まぁそういう責任感の強さは彼の良い部分だと思う。