白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日は晴れ、やや暖かい。
今日も秋晴れ、しばらく秋晴れのようだが
明日は西日本の天気が崩れるようだな。
恐らく週末あたりはこっちの天候も崩れるんじゃないだろうか。


今日は、編集部に顔を出したら
社長にまたしても、いろいろと宿題を出されて
どうしたもんかと頭を悩ませているところだが
なんというか、今回はまた難しいテーマを与えられたもんだ。
それから編集部を辞して
もがよしが山形から来仙していた。
あいつ…職権を濫用してタダで来ておった。
しかし、仕事の話を聞いていたら、まったく今の経営者というのは
アホが多いもんだとあきれ返る。
「今までそれでうまくいっていた」それで済ませて
若い意見には耳を貸そうともしない。
そういう連中は、CSRとかコンプライアンスとかわかってんのかな。
俺が見た限り、CSRというのは企業によっては
CSR推進室」とか「コンプライアンス対策本部」とか
部署を設けてまでやっている。つまり、本業がCSRに取って替わられることがある。
そして、そのCSRは間違いなく今やってない企業は淘汰されていく。
もがよしは、それにメスを入れようとしていたんだよな。
凄いヤツだ。


で、そのもがよしと市博でやっている「最後の戦国武将 伊達政宗」展を
見に行った。すると、今までやった企画展の図録と研究報告書が
最大8割安くらいで売られていた。
これは買いだろJK。とりあえず「仙台城および周辺建築復元考」とか
アカプルコの交易船ガレオン船」「英雄の時代」というのを買った。
仙台城のはちょっと古いんだが、大手門の実測図とか
各建物の平面図があって、これはかなり詳細まで書かれていてかなりいいもの。
企画展自体は、それほど目新しいものはなかった。
秀吉とか信長を始め前田利家とか、浅野長政藤堂高虎古田織部などからの
書状が展示されておって、交際の広さがよくわかった。
俺の推測では、政宗仙台城石垣工事を大規模に行うことができたのは
藤堂高虎のおかげなのではないだろうか。
というのも、政宗朝鮮出兵の際に戦闘には参加しなかったが築城をしていて
「上方の大名にも負けない立派な城を造りました」と書状を出しており
それまで石垣による築城のノウハウは当然ないこと。
仙台城の石垣の反りは、藤堂高虎のそれと酷似している
などから、藤堂高虎から指導を受けて、築城技術を仙台城に活かした可能性はある。
展示物、あとは既出のものが多い。歴代藩主の肖像などは重村までは
良かったんだが、その後が続かなかったから、何とも切ない気分になる。
目を引いたのは、信長から脅迫とも取れる手紙を受け取っていて
政宗が田村隆顕、蘆名盛氏らに対して
もし大きな勢力が攻めてきたら一致団結して迎え撃とうみたいな呼びかけの書状があって
これが、後の奥羽越列藩同盟のさきがけともいえるんじゃないか
なんて思ったりした。
あとは大坂の陣での陣立てとか、黒漆五枚胴とか、もう何回見たかわからん。
だからかどうかは知らんけど、図録は作ってない模様。


それから、仙台城へ。
実は今、戦国BASARAとか戦国無双の影響で
全国の腐女子の皆さんが聖地巡礼に訪れているのだとか。
残念ながら腐女子の皆さんにお会いすることはできなかったが
明らかな証拠物件を見つけてしまった。

らきすた聖地巡礼とかきも〜い!」とかいってたやつ
ちょっとこれ見て反省しろ。
いいかい、一言言うが
ここは護国神社であって、仙台城ではないぞ。
しかもその前は歩兵第二師団の司令部だったから
ほぼ政宗と関係ないよ。
いや、もちろん御来仙は大歓迎なんですけども。DC期間中だし。
ただ見ていて、なんだかな。普通のお願い事が霞んでしまうんだよな。
もっといい方法ないもんかな。ノート置くとか。


その後、大崎八幡宮へ。
ここは大崎氏がもともとは作ったものだが
同氏の衰退と共に、伊達政宗が厚く保護した。
だから、拝殿も唐破風で安土桃山時代のデザインそのまま。
で、おみくじを引いてみたら俺は「吉」でもがよしは「大吉」だった。
でも書いてあることは俺のは普通に頑張れば何とかなる的なことだったが
もがよしのはボロクソに書いてあった。それって大吉じゃなくね?
大一大万大吉」かもな。
でも、おみくじにはいいことも書いてある。
「金の貧しさよりも、心の貧しさのほうが惨めである」
これいい言葉だね。気に入ったよ。


そのあと、県庁で飯を食う。今の県庁の食堂って
自治体には珍しく綺麗で、普通のレストランか何かだと思ってしまう。
何せ18階にあるもんだから、その景色たるや絶景だ。
それを見ながらの食事。とてもいい気分だった。
メディアテークなんかにも行ったりしながら
もがよしはそのまま山形に帰っていった。タダで。
べ、別に羨ましくなんかないんだから!


その後、社長に出された宿題の資料を探しに本屋へ
またいろいろ買ってしもうた。

これは、今までの星氏の考察というよりむしろ
聞き取りだとか、研究の補足といった部分が多いな。
特に新発田藩では、裏切りに至るまで多くの苦悩があったということも
紹介。内情なんかわかって面白かった。


「死」の教科書―なぜ人を殺してはいけないか (扶桑社新書 20)

「死」の教科書―なぜ人を殺してはいけないか (扶桑社新書 20)

なぜ人を殺したらいかんのか。例えば警察も法もなくなったら
殺人やりほうだいじゃね?みたいな言う人もおるが
もちろん民兵とか、自衛団とかできるだろうがそういうんじゃなく
倫理的な問題以外で殺人はいかん!という方法はないもんだろうか。