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今日は晴れ、やや暑い。
暑いといっても、カラッとしているだけこっちではまだ涼しいほうだ。
今日は大野病院の裁判があるから、5時半には仙台を発った。
まぁ、もちろんその時は涼しかったさ。
それで、白石まではぶっ飛ばしていけたんだが
大河原あたりから渋滞し始めて、なかなか進まなくなった。
6時過ぎになると、ちょっと早いけど出勤とか
トラックとかで大分混んでいたのさ。
だから高速を使ってそのまま福島まで。福島地裁は
インターからすぐだったんで、I氏、そして党首とはすぐ合流できた。
傍聴券の交付は地裁の裏口で、まだ誰も来ていなかった。
ただ、マスコミは何社か表でいいポジショニングしていた。
7時合流だったが、傍聴券配布は9時15分とのことで
2時間以上時間があった。だから3人で雑談したり
ちらほらとやってきた傍聴希望者と話し合ったりしていた。
すると、ワサーッと人がやってきた。
これは派遣とかバイトの人たちで、マスコミが傍聴券を求めて
動員した人々だ。俺はこういうやり方は好きじゃない。
情報は自分の足で稼ぐべきだ。だから、社員を動員すればいいじゃないか。
因みにバイトの子に聞いたら、日テレだけでも30人雇ったそうだ。
自給2500円。ボロい商売だね。
そうさ、河北さんはそんなことしない。現にこうやって…
「じゃあよろしくお願いしまーす」
ナムサーーーーーン!!!!!!!
結局、そんなこんなで傍聴券25枚を巡って、788人が並んだ。
整理券が配られたが、早く並んだ俺は必然的に2番だった。
で、いよいよ抽選が始まった…。
「4番」
\(^o^)/オワタ
そんなわけで、俺らは表で報道陣の一員として
加藤医師の入廷を見届けることにした。
共同、時事、読売、朝日、福島民報、民友、河北、福島放送、ラジオ福島。
業界紙の医事新報さんとか、テレビユー福島、福島中央テレビ、テレ東さんの
中継者も見られた。
医事新報さんとは隣り合ったこともあって、情報交換とか
河北さんにはお世話になっているから、知り合いの消息について話したりした。
記者クラブに入っていれば、こういうのってスムーズなんだろうけど
外部の我々は他局さんに聞くしかない。そういう時に生きるのが
ジャーナリズム精神さ。同業者とわかると随分優しくなる。
お互いの苦労がわかっているからだ。同時に、スクープは漏らさない。
その線引きはうまいところは本当に勉強になるよ。
加藤医師の入廷の時は、いい写真が撮れた。上で出してるけど
最初は加藤医師ではなくて、弁護団だと思っていた。
後になって本人だとわかってびっくりした。
裁判は判決文読み上げのみだから、すぐ終わるもんだと思っていたが
昼を回っても終わらない。
我々は飲み物を買ってきてもらったり、そこらへんを偵察したり
裁判所の職員に質問したりで、時間を潰していたが
やがて担当の人が出てきて
「お昼を食べてから出てくるそうですので、1時15分を目処に出ます!」
とのことだった。ちなみにぶらさがり*1は禁止。
なので、市役所の食堂で飯食って、また地裁に行ったら、報道陣は
半数に減っていた。
だから、出てきた加藤医師を撮るのは造作ないこと。
問題はそれをまた追いかけて、記者会見でいい位置をとることだ。
加藤医師が出てきた段階で俺は他の2名を完全に忘れ
おっかけに命をかけた。
そして記者会見場で先頭に陣取り、いい位置で撮る。
ただ、ICレコーダーを持ってきていなかった。
だから仕方なくノートでメモを取るしかなかった。
2名は、後ろのほうでメモを撮っていたようだ。
河北さん、あんた。いい仕事してたよ。
そのあとシンポジウムに参加して
2人は帰っていった。俺は疲れを感じながら、4号線をひたすら北上。
白石でかなりの土砂降りに見舞われた。
それこそ前が全然見えないし、ワイパーが効果なしくらいの
凄いやつ。結構命の危険を感じたね。
でも白石を過ぎると、うそのように止んで
そのまま帰宅することができた。
朝早くから立ちっぱなしだった俺はすっかりつかれきって
簡単なレポートを書くとそのまま寝た。
*1:出てきた人が立ち止まって記者の質問に答えること