白雉日報社公式ブログ

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狼と香辛料。初期貨幣経済の話が出て、先物取引の仕組みが出てきたと思ったら
現代株式市場のシステムに直接繋がるシステムの話が出てきて大変面白い。
株式市場では、呼値や買い注文・売り注文がリアルタイムで表示されるものを
「板」といい、昔は注文を板で出していたので、こう呼ぶようになった。
ここからはまぁ、株をやってるやつは知っとくべきことだが
株式市場の現物取引
9:00〜11:00までを前場といい、最初の取引のことを「寄り付き」という。
始まる前には「板寄せ取引」が行われる。
これは、前日の取引終了から今日の取引開始までの注文を一旦集めて約定させること。
これによって今日の始値が決まる。
始値の決め方は、板寄せ取引の際、買い注文と売り注文の数が逆転する境目の
株価を基準に決められる。


取引が始まる時間になると「ザラバ取引」が行われる。
これは、一番安く売りに出した注文と一番高く買いに出した注文が
優先的に約定されるという「価格優先の原則」
そして、早く出した注文から約定していく「時間優先の原則」
に従って行われ、取引が進んでいく。
例外があり「成行注文」の場合、無条件でどの注文より早く約定される。
「成行注文」は、現在の株価に近い値で約定できるなら特に指値をしないと
いうもので、例えば売りで成行注文が入った場合、今入っている注文の中で一番安い
株価で約定する。


13:00〜15:00までを後場といい、最後の取引のことを「引け」という。
そして一番最後の取引を「大引け」という。
大阪証券取引所ヘラクレスは15:30までやっている。


19:00〜23:59まではPTS取引という私設夜間取引市場があり
東証とは直接関係ないが、まだ始まったばかりで
今後市場を活発にするためのカンフル剤となるか、期待できる。


狼と香辛料では、あくまで板での取引だったが
確かに現代株式市場のシステムにもついに繋がったかー
と感嘆した。