白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

アイピーモバイルが自己破産、割り当て携帯周波数を返上
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071030-00000105-yom-bus_all


通信ベンチャーアイピーモバイルが、総務省から割り当てられた
周波数を返上して自己破産した。負債額は9億円。


これについては、当初森トラストインターネットイニシアティブ
などが出資して、かなり計画も進んでいたはずなんですが
実はそうでもなかったということ。
というのも、10月2日の経営陣4人の退任に伴って
森トラストが出資して得た株式すべてを代表取締役の杉村五男会長に譲渡した。
そのことにより、森トラストの資金援助の話は白紙となり
海外の資本による援助を得るしかなくなったのだった。
出資から森トラストが外れた時点で、この話は終わったようなものだろう。
イー・モバイルもかなり苦戦を強いられているようだが
このように、いくら参入できたとしても、マーケティング、PR活動等で
相当な費用とバックボーンが必要なのは周知の事実。
ソフトバンクが成功している一つの要因に、ソフトバンクはヤフーや電通と親密で
ソフトバンク自体が広告やイベント関係に強い会社だったから
あれほど大大的にキャンペーンができたという経緯がある。
だから独立系の企業というのは地盤・カバン・看板を持ってないから苦労するのだ。
アイピーモバイルの失敗は、協力企業の必要性を模索することを教訓としているように思える。