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13日、アエルが民間に売却されることが決定した。
これは仙台市が発表したもので
JR仙台駅北側の高層ビル「アエル」(青葉区)のうち
市が所有する保留床部分の約24000平方メートルを
不動産投資会社「セキュアード・キャピタル・ジャパン」(東京)
などの特定目的会社に一括売却すると正式に発表した。


これについて、仙台は全国に注目されていると思われがちだが
まったくの逆だ。ほぼ注目されていない。
不動産証券化協会が18年12月に行った調査によると
不動産証券化ファンド596件で東北・北海道地区に不動産を保有しているのは
168件1485.5億円で、僅か3.2%だった。
恐らくこれは、J-REITだよね。


ところで不動産証券化について説明しておく必要があるだろう。
とはいえ、俺自身もこれについては勉強中なんで、理解しきれていない部分もあるが。
簡単に言うと、マンションを建てよう!と思ったとしても、建てるのに金かかるし
土地取得にも金かかるし、管理も大変。そこで、多数の人で分担しようというもの。
その際、不動産から得られるであろう収益を担保に証券化する。
証券化することで、皆が買うことができるからね。
多数の人がこれを買い、それによって負担を分散しビルを建てたり管理する。
それで得られた家賃などの収益を配当に回すのさ。


現在、県内で入っている不動産ファンドは


日本ビルファンド投資法人(オフィス1) 
・ジャパンリアルエステイト投資法人(オフィス2、商業1)
オリックス不動産投資法人(オフィス1)
野村不動産オフィスファンド投資法人(オフィス1)
・ユナイテッド・アーバン投資法人(物流1)
日本レジデンシャル投資法人(住宅1)
ニューシティ・レジデンス投資法人(住宅3)
・プロスペクト・レジデンシャル投資法人(住宅3)
・ジャパン・シングルレジデンス投資法人(住宅3、ホテル1)
ケネディウス不動産投資法人(オフィス1)
・イーアセット投資法人(住宅1)
・エルシーピー投資法人(商業1、住宅1、オフィス1)
クリード・オフィス投資法人(オフィス2)
リプラス・レジデンシャル投資法人(住宅5)
ジャパンエクセレント投資法人(オフィス1)
野村不動産レジデンシャル投資法人(オフィス1)


これだけ入っているが、総額で809億円だ。これに私募ファンドを入れると
1485.5億円になるのだろう。いかがだろうか。
因みにファンドが運用しているのは宮城県内では仙台市内のみ。
東北地方では、山形県だけがファンドが入っていません。
それほど運用価値が低いのだろうか…カワイソス