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信用取引で十数社大損
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20070615mh07.htm


信用取引で買われた「オー・エイチ・ティー」という企業の株価が
原因不明で急落、証券会社十数社の信用取引分の差額が回収不能となっている模様。
信用取引は、証拠金を担保に数倍もの価格の株式を購入できるもの。
ただし、それによって下落した分も数倍になるので
かなりハイリスクハイリターンな取引です。
さて、投資家というのも色んな方がいまして、損をしたくない人は分散投資といって
全然違う分野の銘柄を取引することでリスクを分散させるのが一般的ですが
あえて危険を冒して話題にもならなそうな銘柄を集中的に取引して
市場のコントロールを図ろうとする、いわゆる「仕手」がいる。
もちろん自分だけがそう考えるわけじゃないので、ライバルがいる。
そんなんで市場をあおろうとしたり崩そうとしたりで
綱引きのような模様が繰り広げられることがあります。
これを「仕手戦」といい、よく仕手戦が行われる銘柄を「仕手筋」といいます。
大体仕手筋は「低位株」といって、極めて安い価格で単元株が取引できる銘柄に
なることが多い。低位株ですと低価格でも値段が動くことがあるし
小幅な値段調整を行うことができるからです。

業績のあがる企業は今後伸びることは予想できますし
そうでない企業は下がるのは自明の理ではありますが
原因不明の値段の推移は、極めて人為的なもので実態のないものです。
企業の頑張りはやはり反映されなければならない。

会社の価値が株価、時価総額で決められて良いものだろうか
株主が優遇されて一般顧客が取り残されることはあってはなりません。
CSRによるファンドも形成されつつある今、会社の価値はなにか
市場も考える時期に来ているといえるでしょう。