白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

白バラの祈り」を見た。
ミニシアター系の作品で、ナチス政権下のドイツ・ミュンヘン
「白バラ」という反ナチ学生グループがあった。
その中で1人の女子学生ゾフィーが、反逆罪で逮捕されてから
処刑されるまでを、彼女の思想に立って描くヒューマンドラマ。
結論から言えば、面白いものではない。
しかしながら、つまらないと一蹴するにはとても惜しい。
これは「学生グループが暴走して自滅した」のか「独裁に断固戦って散った」のか
そういう問題だから。北朝鮮に行って「金正日のバカヤロウ!」と言えるかどうか。
前者は「どうせ金正日はもうすぐ終わりだし、ここは我慢しよう」と思う。
後者は「いつ政権が終わろうと正しくない政権は否定すべきだ」と思う。
とても深い作品だった。


人民裁判は実に忠実だ。
ナチの人民裁判は裁判長がまくしたてて、弁護もほとんどされない。
従って、既に有罪が確定しているようなもの。
ナチの人民裁判で悪名高い裁判長がローラント・フライスラーで
裁判の様子はよくテレビなんかで流れていますね。
役者の演技が良かった。特に「売国奴!」「負け犬め!」等とわめくところ。


シュタウフェンベルク大佐が好きな人は見た方がいいかも。